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石川遼は優勝が絶対条件 最終日の難関18番ホールで逆転賞金王のドラマは生まれるか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月30日 9時26分

石川遼は優勝が絶対条件 最終日の難関18番ホールで逆転賞金王のドラマは生まれるか

石川遼(C)日刊ゲンダイ

【日本シリーズJTカップ】第2日

 今大会はディフェンディングチャンピオンと今季ツアー優勝者、賞金ランク25位までの30人だけが出場するエリート大会だが、毎年選手を苦しめるのが18番パー3(224ヤード)だ。奥行35ヤードのグリーンは奥からの傾斜が非常にきつく、ピンより上につけるとパーセーブが難しい。風がなければ4番アイアンかユーティリティで打つ選手が多く、長い番手で正確な距離感が求められる。好天なら真正面からの逆光もやっかいだ。

 昨年は初日のアベレージが3.333(難易度18ホール中2番目)、2日目3.467(同1番)、3日目3.300(同2番目)、4日目3.333(3番目)。4日間でバーディーはたったの4人。ダブルボギーも4人いた。その一人が初出場だった蝉川泰果(23)。3日目にピン奥10メートルに乗せ、ファーストパットはピンを超えてグリーンの外へ。3打目もピンの上につけてボギーパットも外しギャラリーのため息を誘った。

 今年も18番は初日のアベレージ3.233(4番目)。この日はピンが奥目(手前26ヤード・右5ヤード)で比較的やさしい位置でも3.333。2日目までバーディーは3つだ。

 この名物ホール、最終日のピン位置は毎年「右手前」と決まっている。手前10ヤード、右4から5ヤード。ピンより奥は禁物なのでグリーン手前か右下に外す選手が多い。右下からのアプローチは下り傾斜を「計算」してピンより3メートル前後も右へ打ち出さなければならず、グリーンを外せばピンに寄せることさえ難しい。

 今年は賞金ランクトップの平田憲聖(24)から6位の石川遼(33)まで6人の選手に賞金王の可能性が残る。3位以下は優勝が不可欠。石川の大逆転は、優勝かつトップの平田が単独2位以下という厳しい条件がつく。

 2日目が終わって首位は通算9アンダーの中島啓太(24)と片岡尚之(26)。平田は通算2アンダー10位タイ。石川は通算3オーバー25位タイでは大逆転は絶望的だが、賞金ランク2位の金谷拓実(26)は通算4アンダー4位タイにいる。平田とは約288万円差なら、最終日に難関ホールで逆転ドラマを生む可能性はある。

  ◇  ◇  ◇

 国内男子ツアーは世界的な評価だけではなく、人気低迷ぶりも悲惨の一言に尽きる。日程は虫食い状態で録画放送がはびこり、コースは低レベル。なぜこんな事態に陥ったのか。いったい誰が「元凶」なのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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