東京・府中市“元最年少市議“”性的暴行の悪質手口…被害男性は10人以上

（秋田隆一容疑者のXから）

　押収されたスマホからは、十数人の男性の体をもてあそぶ動画100点以上が見つかった。

　知人男性に睡眠薬を飲ませ、わいせつな行為をしたとして元東京都府中市議の秋田隆一容疑者（27）が11月上旬に逮捕された事件。別の男性2人にも性的暴行を加えたとして、28日までに準強制性交の疑いで警視庁捜査1課に再逮捕された。

　秋田容疑者は2021年の大みそかと年明けの1月8日、当時住んでいた杉並区のアパートで、酩酊状態の20代の男性2人に性的暴行を加えたとされる。

「2人はいずれも知人で、それぞれ夕方から近所の居酒屋で一緒に酒を飲んでいた。その後、秋田は男性たちを自宅に連れ込んで服を脱がせ、行為に及んでいた」（捜査事情通）

　被害男性は「当時は分からなかったが、（逮捕）報道を見て自分も同じことをされたのではないかと思った」と話しているという。

　秋田容疑者は愛知県出身で、明大法学部卒。大学時代はチアリーディング部に所属していた。一般企業を経て、初出馬した23年4月の府中市議選で当選。府中市議としては最年少だった。

　秋田容疑者の逮捕をきっかけに、警視庁がスマホに保存されていた動画から被害男性を特定し、過去の昏睡暴行がバレた。

「秋田は8月4日に開催された地元の祭りに参加し、市民らと神輿を担いでいた。そこで知り合った複数の男性たちと打ち上げを行い、その場にいた好みの男性を誘って2人で居酒屋で飲み直した。飲み物に睡眠薬を入れられた男性は昏睡状態になり、自宅兼事務所のマンションに連れ込まれた。ズボンとパンツを脱がされ、陰部を触られたところで、目を覚まし、『やめてくれ』と叫んで必死に抵抗。隙を見て友人に電話して助けを求め、その場から逃げた。秋田は逮捕直前もボートレース場の視察に訪れるなど、何事もなかったかのように公務を続けていた」（捜査事情通）

　秋田容疑者はジェンダーマイノリティーの支援政策に取り組み、「誰ひとり同じ人がいないようにジェンダーも多種多様です」と主張していたが、ホント空々しい。