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松本若菜「わたしの宝物」が首位独走も、“托卵妻の悪女”に素朴な疑問…「美羽は全然悪女じゃない」の声

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月3日 9時26分

松本若菜「わたしの宝物」が首位独走も、“托卵妻の悪女”に素朴な疑問…「美羽は全然悪女じゃない」の声

女性目線で見たら…(C)日刊ゲンダイ

 前期の「西園寺さんは家事をしない」(TBS)に続いて、松本若菜(40)が主演を務める秋ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ=木曜夜10時)。世帯視聴率は5%前後で《低迷》《苦戦》と言われてもおかしくない数字だが、無料動画配信サービスTverのお気に入り登録数の116万超えは今期のドラマでトップを走っている(12月2日現在)。

「わたしの宝物」は“托卵”をテーマにした愛憎劇。松本演じるヒロイン・美羽は、夫・宏樹(田中圭)のモラハラぶりに傷ついていた時に、中学時代の淡い恋の相手・冬月(深澤辰哉)と再会し、彼の子を宿す。しかし冬月の死を知らされた美羽は、愛する人の子を守るために宏樹の子と偽って出産。モラハラが消え、本来の優しい姿に戻った宏樹と子育てしていたところに、死んだと思っていた冬月が現れ……という展開だ。

 ネット上では《いくらファンタジーだからって、そう簡単に昔好きだった男と再会した勢いで関係して妊娠て。だいたい超優しい人のはずなのに避妊しないなんて信じられん》《登場人物の言動がことごとく身勝手すぎる》なんてツッコミがある一方で、《田中圭さんの演技の振れ幅がすごい》《喫茶店のマスター役の北村一輝さんの存在感がハンパない》などと演者に関することから、《昔の昼ドラか深夜ドラマみたいな強引な展開だけど意外とハマる》と評価する声も。

「ライトなリアタイ視聴者層や、録画や配信で熱心にドラマを見る人の中でも、特にオジサン層には、なかなか受け入れられにくいかもしれません。実は僕もそんなオジサン層なんですが、素直に評価しづらい」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。その理由について、こう続ける。

「公式HPでドラマのテーマだと言っている“托卵”という言葉に、そもそも違和感があるんです。2010年代半ばごろから、浮気相手との間にできた子を夫の子と偽って夫に育てさせる妻を“托卵妻”“托卵女子”と名づけてネットや雑誌で話題になり始めましたが、カッコウに代表される鳥の“托卵行為”とはまったく意味合いが違うので……夫のいない日中に奔放になる妻を、昼に咲く花になぞらえて“昼顔”というのは整合性を感じるんですけど、“托卵”は違うんじゃないかと。まあ、オジサンの感性なのかもしれませんけど」

■「SNSを《ザワつかせたい》という姿勢が先行しているような気がして」

 番組公式HPのイントロダクションには《松本若菜が悪女を演じる》とあるが、これについても亀井氏はひと言あるそうだ。

「松本さん演じる美羽は全然悪女じゃないでしょう。まあ、夫にしてみたら他人の子を育てさせる妻は“悪女”なんでしょうが、女性目線だったら別に悪女とも言い切れないはず。せっかく話や展開は面白くなりそうなのに、SNSを《ザワつかせたい》という姿勢が先行しているような気がして、ちょっとシラケちゃうんですよね。これもオジサンだからでしょうか」と亀井氏は苦笑する。

 そんな“オジサン視聴者”の思いとは裏腹に、Tverのお気に入り登録や再生数で今期ナンバーワンフィニッシュとなるか。結局、ザワつかせたもの勝ち?

  ◇  ◇  ◇

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