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新たなEV刺客ヒョンデ インスターが来年上陸 サクラより便利でキューブのように可愛い!(小沢コージ)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月3日 9時26分

 元々は韓国で言う軽自動車規格に当たるコンパクトカーなだけに、存在感も質感も特別高くない。

 しかしEV化されてガソリン版インスターより全長、ホイールベース共に25cm長くなってリアシートは広くなっているし、外観もヘッドライトを始めすべてLED化。いまどきのピクセルデザインが散りばめられている。

 インテリアも10.25インチデジタルメーターや同サイズのセンタータッチスクリーンが導入され、デジタル性能は上級車種のコナやアイオニック5に近い。韓国版だがSOSスイッチも付いていた。

装備レベルは日本の4m級コンパクトを超えている

 加えて驚いたのは、運転席助手席共に2段階のシートヒーター&シートベンチレーションが付いていたこと。この装備レベルはぶっちゃけ日本の4mコンパクトクラスを超えている。

 走りも標準で97ps、ロングで115psで共に147Nmのパワー&トルクを発揮するモーターを搭載し、静かで滑らか。何よりボディ剛性感やステアリングフィールは日本の同クラスSUVを超えている。

 最大のキモは、来春いくらで日本で発売されるか?だが、端的な性能では日本の軽とコンパクトクラスの間をカバーする魅力的なニッチEVになりうる。

 侮れない新たなアジアンEV刺客が登場するのだ!

(小沢コージ/自動車ジャーナリスト)

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