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来季の大谷は盗塁数激減か…カモにされた地区ライバル2球団が早くも機動力対策で「包囲網」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月4日 9時26分

来季の大谷は盗塁数激減か…カモにされた地区ライバル2球団が早くも機動力対策で「包囲網」

大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

 米野球データサイトの「ファングラフス」は日本時間1日、ドジャース・大谷翔平(30)の来季成績を予想する記事を掲載。投打の二刀流で復帰した場合、投手として24試合(142回3分の2)に登板し、10勝7敗、防御率3.49、166奪三振。打者としては150試合で打率.280、43本塁打、104打点で2年連続打撃2冠とした。MVP投票で重視される選手の貢献度を示すWARは投手「2.9」、打者「5.6」の計「8.5」で、3年連続のMVP獲得が有力とした。

 中でも焦点になるのは盗塁だ。ロバーツ監督は11月末、地元放送局「スポーツネットLA」に出演した際、「投手として出場するので盗塁数は多少、減ると思う」と見通しを明かしたように、故障防止の意味もあって盗塁数は今季の59個から大幅に減って34個と予想しているが、それでも、今季のナ・リーグ5位に相当する。大谷が出塁すれば、得点の可能性が高まるだけに、走られ放題だったライバル球団が手をこまねいているはずがない。

 今季の大谷はロッキーズ戦で9個、ダイヤモンド(D)バックス戦で7個とナ・リーグ西地区のライバル2球団から荒稼ぎした。その両球団は早くも大谷の機動力対策に動いている。

 ロッキーズは現役時代、強肩で守備力の高さに定評があり、通算盗塁阻止率3割3分7厘のダスティン・ガーノウ氏(前マイナー捕手コーディネーター)が捕手兼ブルペンコーチに就任。ロッキーズの地元メディアによれば、正捕手スターリングス(2割1分)を筆頭に盗塁阻止率が低かっただけに、ガーノウ捕手コーチは来春のキャンプでフットワークの改善に着手するという。Dバックスは投手コーチ補佐にブライアン・キャンプラン前フィリーズパフォーマンスコーチを招へい。同投手コーチは投球フォームの矯正に定評があり、Dバックスではクイックモーションを身に付けさせるなど、投手の底上げを図るとみられる。リアル二刀流で大谷は、21年の26盗塁が最多で、22年の11盗塁が最少。同地区のライバル球団から包囲網が敷かれる来季は想像以上に盗塁数が激減しかねない。

  ◇  ◇  ◇

 いまやメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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