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加齢性骨変化の予防が認知症予防になるのはどうしてか?【正解のリハビリ、最善の介護】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月4日 9時26分

 頚部脊柱管狭窄症では、頚部痛をはじめ、手足にしびれや痛みが現れ、手足が動きにくくなります。中でも下肢に脱力が生じたら、急いで脊柱管狭窄を開放する手術治療が必要です。遅れると、転倒して頚髄損傷を招く危険があります。最近は90代でも安全に手術治療が行われて、劇的に改善します。

 腰部脊柱管狭窄症では、下肢の痛みやしびれ感、脱力、残尿感や便秘が現れます。こちらも下肢の脱力が生じたら、迅速な手術治療が必要です。また、長く歩くと下肢痛が出るため、休みながら歩くことを繰り返す間欠性跛行も手術適応になります。

 このように、加齢性骨変化は、痛みやしびれだけでなく、四肢の動きを低下させ麻痺を生じます。その結果、孤立化することで認知機能の低下を招くのです。

 これを予防するには、50歳以降に「筋肉革命95(95歳まで非介護)」の取り組みを始めることが有効です。筋肉をしっかり鍛えることで骨も強くなります。筋肉と骨を維持して、適度な就労、交流、社会活動や歩行を続けると、脳神経に刺激が送られて脳の萎縮や認知機能の低下を防ぐことにつながります。これが「脳筋連関」です。

 80歳で60代の筋肉と骨を、90歳で70代の筋肉と骨を保ち、80代でも就労を楽しめ、95歳まで非介護であることが目標です。これは、一人一人の生活習慣に加えて、パーソナルジムを上手に利用して健康を管理する筋肉革命95によって可能になります。

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