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田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月4日 11時32分

田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

田中将大(C)日刊ゲンダイ

 楽天を自由契約になった田中将大(36)に関心を抱いている球団がある。

 ただし、田中が希望するNPB球団ではない。全国各地に根を張る独立リーグの球団だ。独立リーグの関係者は「来る可能性は低いかもしれませんが……」と前置きした上で、こう続ける。

「独立リーグの各球団はかねて、メジャーやNPBで実績を残した選手を獲得することでチームの名前を売るとともに、選手のNPB復帰をアシストしてきました。岩村明憲(福島)、藤川球児(高知)、村田修一(栃木)、川崎宗則(同)しかりです。月俸は最大40万円程度と上限はあるものの、選手個人にスポンサーがついて別途収入を得るケースもある。NPBの各球団は独立リーグにスカウトを配置していますし、独立リーグから再出発を図れば一層、ファンも後押ししてくれるはず。NPB復帰を目指す環境が整っていることは、間違いありません」

 独立リーグといえば、今秋ドラフトで指名漏れした清原ジュニアこと、清原正吾(慶大)にも複数球団がオファーを出したといわれる。

 清原が引退を決断したため実現しなかったが、素行の問題でNPB球団を放出された選手も受け入れるなど、懐は広い。

「NPBの各球団は田中の獲得に関して、慎重なコメントに終始しています。ただでさえ昨年の右肘手術の影響で今季は1試合の登板で未勝利に終わった。素晴らしい実績を築いてきただけに、かえって扱いが難しい。昨年、楽天で起きた選手へのパワハラ騒動に関与した疑惑が浮上するなど、素行に関して及び腰になっている面もある。独立リーグで復活をアピールし、地道に真面目に野球に取り組む姿勢を見せることで、素行に関する不安を払拭できるかもしれない。NPB球団にとっても、今すぐ名乗りを上げるよりも、低い条件で獲得することもできるでしょう。7月末までならいつでもNPB球団に復帰できるわけですから、もし移籍先が決まらないようなら、独立リーグの球団を選択肢に入れるのもひとつの手ではないか」

 とは、某セ球団編成担当だ。

  ◇  ◇  ◇

 電撃退団で世間を驚かせた田中だが、実は昨オフにも「移籍説」が流れていて、水面下では田中に接触する球団まであったという。いったいどういうことか。実力も素行も問題視されるレジェンドの悲惨な現状とは。

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