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待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月6日 9時26分

待望の独1部初ゴール!元軍人の父を持つ帰国子女の日本人DFが代表CBに殴り込み…森保監督も用意周到に“手当済み”

レーゲンスブルク戦でゴールを決めたアンリ(C)ロイター/DPA /Picture Alliance

 ドイツ1部シュトゥットガルト所属の日本人DFチェイス・アンリ(20)が、日本時間4日の2部レーゲンスブルグとの敵地戦に先発。前半19分に右サイドからのFKを豪快ヘッドで合わせ、ゴール右隅に押し込んだ。ドイツ3年目となる今季、1部デビューを果たしたしたアンリにとって、これがトップチームでの初ゴールである。

 2004年3月に神奈川・横須賀市で元軍人のアメリカ人の父と日本人の母との間に生まれた。3歳で渡米。13歳で帰国して横須賀市内の中学に入学し、サッカー部に入った。中学2年の夏にFWからDFに転向すると、一気にレベルアップ。福島・尚志高にサッカー留学し、2年時にU17日本代表に初招集。高校3年でU22代表に<2階級飛び級>で選ばれた。

「身長186センチ、体重80キロの恵まれたフィジカルを生かした1対1や空中戦の強さが持ち味。高校3年の夏休みにドイツとオランダの1部クラブの練習に参加して高評価を得た。中学時代から海外志向が強く、高校卒業と同時にシュトゥットガルトと契約しました」(サッカー関係者)

 入団後は2軍に帯同してドイツ4部でプレー。今年7月にトップチームに昇格。今季開幕戦のフライブルグ戦でドイツ1部デビューを果たした。

 そんなアンリがメンタル面の充実ぶりを証明したのが、9月18日の欧州CL開幕戦で顔を合わせたスペインの強豪レアル・マドリード戦。後半途中に出場すると、レアルのフランス代表FWエンバペ、ブラジル代表FWビニシウスの大物とマッチアップにも臆することなく、突破を阻止したり、ボールを奪うシーンも見られた。

「試合の前日からアレコレ考え過ぎ、それが過度の緊張に繋がって試合で凡ミスを犯すタイプだった。それがドイツの2軍暮らしでもまれているうちにタフになりました」(前出の関係者)

 アメリカの国籍も有しており、「アメリカ代表に引っ張られてしまう可能性もある」と危惧する声も聞こえてくる。

 が、そこは日本代表の森保一監督が、用意周到に手当済みともっぱら。

 高校卒業前の2022年1月、日本代表の合宿にトレーニングパートナーとして呼び寄せ、その際に「次代の日本代表の主軸DFとして期待している。日本代表を目標に頑張ってほしい」と念を押したと言われている。 英プレミアの冨安、ドイツの板倉と伊藤、ベルギーの町田と渡辺、スイスの瀬古……と代表CBのライバルは多いが、チェイス・アンリがどう食い込んでくるか、これからも要注目である。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、森保ジャパンはW杯予選で「一強状態」の快進撃を続けている。1月のアジア杯ではベスト8止まりだったが、それから何が変わったのか。いったい代表チームの中で何が起きているのか。どうしてここまで強くなったのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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