首位快走の荒木優奈は故郷“ゴルフ王国”の先輩に続くか 武器はナショナルチームで鍛えられた屈強メンタルとパット精度
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月6日 11時42分
荒木優奈(C)日刊ゲンダイ
【JLPGA新人戦加賀電子カップ】第2日
ここまで来たら優勝を逃すわけにはいかない。
今年のプロテスト合格者25人(山口すず夏は米女子ツアー最終予選会に出場)が参加し、3日間54ホール・ストロークプレーで行われる今大会。4アンダートップタイから発進の荒木優奈(19)が7バーディーの猛攻をみせ、通算11アンダーで2位に3打差の単独トップに立った。まずは「最終日最終組で回りたい」という希望はかなった。
圧巻は実測206ヤードの17番パー3。グリーン左に大きな池が口を広げるホールで、同日のピン位置は手前33ヤード・左4ヤード。ティーイングエリアに立てば、池の縁にピンが立っているように見える。池を避けて右に大きく逃げる選手が多い中、果敢に攻めた荒木のボールはピンそばに着弾。奥2.5メートルにつけて、出場25人中、この日唯一のバーディーを奪った。
今季の年間女王・竹田麗央や今大会歴代優勝者の上田桃子、2000年から6年連続賞金女王の不動裕理を輩出したゴルフ王国熊本出身。アマ時代は22年の日本ジュニアゴルフ選手権に優勝。23年はオーストラリアン・マスター・オブ・アマチュアで18年の安田祐香以来となる日本人2人目の頂点に立った。同年のトヨタジュニアゴルフW杯で個人、団体戦の2冠を取り、22、23年は日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチームに在籍。今年は「女子アマ世界一決定戦」といわれるオーガスタナショナル女子アマに2年連続出場を果たしたエリートだ。
プロテストはトップ合格の寺岡沙弥香(22)に4打差の4位タイ。ファイナルQTは37位で来季前半の出場権は手にした。
「ナショナルチームで揉まれてきただけにスコアの作り方を知っているし、メンタルも強い。今季はレギュラーツアー6試合に推薦で出場し、7月の大東建託・いい部屋ネットレディスではトッププロに交じり、通算18アンダーの9位でフィニッシュ。パットがうまいので、来季はショットの精度を上げて前半戦後のリランキングを突破すれば、シード権取りも期待できる」(ツアー関係者)
故郷の先輩・竹田は、来季から米国に主戦場を移すため国内を留守にする。
夢は「年間女王」という荒木。竹田の穴を埋める日は来るか。
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