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日本ハム新庄監督がドラ1柴田獅子ベタ褒めも…甘いようで甘くないシビアな選手操縦術

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月10日 9時26分

日本ハム新庄監督がドラ1柴田獅子ベタ褒めも…甘いようで甘くないシビアな選手操縦術

日本ハム新入団選手発表(前列左が柴田獅子投手)/(C)共同通信社

 まさに立て板に水だ。

 日本ハムの新庄剛志監督(52)が昨8日の新人選手発表会で、ドラフト1位の柴田獅子(18=福岡大大濠高)をこれでもかと褒め殺しである。

 投打二刀流での活躍が期待されるドラ1に新庄監督は「来年は体をつくって、再来年はレギュラー争いか、レギュラーを取る選手です。7年後にはメジャーに行きます」と、球団OBの大谷(現ドジャース)ばりの“青写真”を描いてみせた。

 柴田も「野手なら内外野、どっちもやりたい。4番を打ちたい」と話し、「投手なら先発」と意気込んだ。まさに前途洋々、明るい船出を予感させる発表会となった。

 新庄監督は11月30日のファンフェスティバルでも、今季56試合の出場に終わった野村佑希(24)を「来季は開幕4番で使う」とブチ上げたばかり。今季の4番は主にマルティネスとレイエスが打ち、いずれも残留が決定。彼らを押しのけるのは容易ではないものの、くすぶっている野村にとっては最高のエールだろう。

 もっとも球団OBは、「まさに新庄節炸裂、ですね」と、こう話す。

「公言通り、野村に開幕4番を任せるのは決めているのでしょう。ただし、『来季は4番で使う』とは一言も言ってない。つまり、開幕戦後に打順を維持できるかどうかは野村次第。言葉ひとつで野村が覚醒するならば、それこそ安いものです。新庄監督はトライアウトと称した就任1年目はともかく、ダメだと思えば選手をスパッと見切るなど非情な面もある。自らの肝いりで指名した2022年ドラ3位の加藤豪将(元メッツ傘下3A)は、1年目こそ62試合に出場するも打率.210。2年目の今季は28試合と出番が激減し、引退を決意した。いくら甘い言葉を囁いても、活躍が望めない選手を使い続けるほど甘くはありませんよ」

 ある意味、指揮官としては当然だが、それを徹底できるのが新庄監督の強みでもある。

 柴田をはじめ、新人選手は一層気を引き締めた方がよさそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 ところで、新庄監督と言えば秋季キャンプに顔を出さなかったが、それにはどんな意図があったのか。いったいなぜ、静観を決め込んだのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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