来季米国で戦う竹田麗央がメジャー覇者・古江彩佳から「学ぶ」べきもの
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月10日 9時26分
竹田麗央(C)日刊ゲンダイ
日立3ツアーズ選手権(千葉・京葉CC)は、女子プロ(JLPGA)の連覇で幕を閉じた。
今年は海外メジャーのエビアン選手権を制し、年間平均ストローク1位(69.99)のベアトロフィーも獲得した古江彩佳(24)が参戦。勝利に貢献した。
改めてだが、米女子ツアーでは153センチと超小柄。平均飛距離250.41ヤードは134位。それでも上記の記録以外に、世界ランク9位、ポイントランク6位、トップ10回数12度はツアー2位など堂々たる成績を残した。
この日、仲の良い小祝さくら(26)とぺアを組んだ竹田麗央(21)は、来季から主戦場を米国へ移す。166センチで平均飛距離263.19ヤードは国内1位。米女子ツアーなら56位相当でも、270ヤード以上飛ばすこともあり、飛距離で見劣りすることはない。
体調が万全でなければ上位争いは無理
その竹田にとって、パットやアプローチの技術など古江に学ぶべき点は多いが、古江の強さを支えているのは小技だけでなく、故障知らずの身体だ。
ツアー関係者が言う。
「米国だけでなく、欧州やアジアなど世界を転戦する米女子ツアーは、長距離移動があり、時差も激しく、体調管理が難しい。ルーキーは食事面も含めて、それで体調を崩す選手が少なくない。ルーキーにとって試合会場はどこも初めてで不慣れなのに、体調が万全でなければ上位争いは無理です。古江が体調管理で重視しているのが睡眠。今は8時間はしっかり寝るようにしているそうです。海外を転戦するアスリートの中には、自分の枕やマットレスを持参する者が多い。ホテルのベッドでは十分な睡眠が取れないからです。睡眠不足は疲労が取れず、スイングを崩したり、故障の原因にもなる。竹田もベストな睡眠法を早く見つけることです」
世界最高峰のツアーは、技術だけでは成績を残せない。
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