好きなアナランキングで羽鳥慎一氏が1位も…元フジ女子アナが綴った戦慄激務の実態に波紋広がる
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月14日 9時26分
超難関だが…(C)日刊ゲンダイ
20回目を迎えた「好きなアナウンサーランキング(男性編)」(「ORICON NEWS調べ」)でフリーの羽鳥慎一アナ(53)が1位を獲得と報じられた。6日には女性アナランキングでTBSの田村真子アナ(28)が1位に選ばれ、番組内で涙を流す場面もあった。
きちんとした調査やデータが公表されておらず、真偽は定かではないものの、TV局アナになるための競争率はキー局で1000倍、準キー局で100倍にも達するという。局アナを目指す学生は大学1~2年時から専門学校などに通って原稿を読んだり、現場で雑感を伝えたり。さらにエステに通って外見を磨き、マナー教室で立ち振る舞いなども学ぶ。もちろん、全ての局アナがそうではないとはいえ、まさに血の滲むような努力を積み重ねた者だけが局アナの座を勝ち取れるわけだ。
だが、そうやって掴み取った局アナという職業は果たしてバラ色なのだろうか。SNS上で《局アナ女工哀史》《これは労基法違反ではないのか》といった声が出ているのが、9日に配信された「NEWSポストセブン」(小学館)で、元フジテレビの渡邊渚アナ(27)=8月退社=がつづった戦慄激務の実態だ。
■「憲法で勤労が義務づけられているから」と心の中でつぶやきながら出勤
渡邊氏は2020年に入社後、ニュースやバラエティーなど多くの番組を担当。昨年7月に体調不良で休業を発表し、退社後にSNSでPTSD(心的外傷後ストレス障害)だったことを明かした。
渡邊氏は「フジ時代の働き方は幸せだったか?」という見出しで、こう記述している。
「以前の会社(フジテレビ)を退職するまで、私は“労働は罰”と思っていた。仕事に行きたくないと憂鬱に思ってしまう日の朝は、『憲法で勤労が義務づけられているから』と心の中でつぶやきながら出勤していた」
「当時は朝2時(もはや深夜)に起床し出社。朝の情報番組の生放送を8時までこなして、その後は別の番組のリハーサルをやり、22時過ぎまで収録して、翌日も2時に出社するということがザラにあった。おまけに年5日の有給休暇もまとめてとることはできず、4日と半日×2日といった具合に取得していた」
■フジでは入社1年目の新人アナに対する先輩アナのイジり動画が問題化
睡眠時間4時間。かつてCMで流れた「24時間戦えますか」のキャッチフレーズのような激務ぶりだ。国民の三大義務で「勤労」と教えられるとはいえ、「労働は罰」とは何と重く悲しい言葉なのか。さわやかな笑顔で番組出演していた当時の様子とはまるで真逆の印象だろう。
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