【佐々木朗希争奪戦 東西名門の勝算】ヤンキース編成トップの歯の浮きそうな甘言はむしろマイナス
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月14日 9時26分
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(C)ロイター/USA TODAY Sports
ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希(23)に対し、各球団からのラブコールが絶えない。
中でも熱烈なのがヤンキースだ。日本時間10日に開幕したウインターミーティング(テキサス州ダラス)では昨年、日本で佐々木の投球を生チェックしたキャッシュマンGMが「優れた投手で、さらに上を目指す情熱を持っている。私は彼が地球上で最高の投手になるという目標を持っていることを知っている」と大絶賛。「すでにプレゼン資料は用意してあるよ」と、佐々木サイドとの面談が待ちきれない様子。ブーン監督もすでに佐々木宛てにメッセージを送ったことを明かした上で、「メジャーを牛耳る大投手になり得る逸材。ピンストライプの(ユニホームの)ニューヨークほど彼にふさわしい場所はない」と褒めちぎった。
ヤ軍はドジャースと並ぶ金満球団として知られるが、補強の失敗が少なくない。今オフ、FA市場の目玉だったフアン・ソト(現メッツ)との交渉でも渋ちんぶりを露呈した。ヤ軍からFAになったソトはメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億円)で合意。ドジャース・大谷の10年1015億円を抜いてプロスポーツ史上最高額を更新した。ヤンキースの提示額は16年7億6000万ドルと500万ドル及ばなかったが、それ以上にソト側が要求したヤンキースタジアムのスイート席提供を拒否したことが破談につながったのだという。
キャッシュマンGMの交渉下手もあって何人もの有力選手を取り逃がしているだけに、佐々木への熱烈ラブコールはむしろ、「焦り」と受け取る向きが少なくない。
ただでさえ代理人のジョエル・ウルフ氏は「彼がメディア絡みであまり良い経験をしていないことを考えれば、より小規模なチームの方が着地点として有益かもしれないという議論もある」と、ヤンキースの本拠地ニューヨークやロサンゼルスのような論調の激しいメディアにさらされるのは避けるのがベターだと考えているフシがある。
しかも、ウルフ氏によれば、佐々木は口数が多い人を好まないという。ヤ軍トップが前のめりになって歯が浮きそうな美辞麗句を並べれば並べるほど、かえってあだになる可能性もありそうだ。
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