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渋野日向子を襲う新たな日本勢のプレッシャー…来季は米ツアーシード権復活も安心にはほど遠い

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月14日 9時26分

渋野日向子を襲う新たな日本勢のプレッシャー…来季は米ツアーシード権復活も安心にはほど遠い

渋野日向子(C)ロイター/Sipa USA

 日本時間11日の米女子ツアー最終予選会では、5人の日本勢が来季の出場権を獲得。史上最多の13人が海を渡ることになるが、参戦4年目となる渋野日向子(26)は、これまで以上に重圧を背負うことになりそうだ。

 2019年の全英女子オープン優勝で世界中のファンを獲得した「スマイルシンデレラ」も、その後は海外で未勝利。今年は全米女子オープン2位と全米女子プロ7位の成績でポイント稼ぎ、どうにかシード権選手(ポイント80位以内)に返り咲いたが、他の試合は見せ場なく終わった。

 渋野にとって痛かったのは全英女子オープンの予選落ちだろう。今年6月、同大会の冠スポンサーであるAIG損保のブランドアンバサダーに就任。「一番大事な試合」(渋野)で通算14オーバー140位、関係者をガッカリさせた。

 渋野は昨年も、5月に帰国して所属先の主催大会(宮里藍サントリーレディス)に出場しながら、決勝に残れなかった。同年7月にはレクサスの米国法人と契約を発表。直後に行われた全米女子オープンはレクサスがオフィシャルカーを提供する大会にもかかわらず、予選で姿を消したのはプロとして情けない話だ。

 今年はその全米女子で笹生優花(23)に次ぐ2位でフィニッシュしたが、スポンサーに対する責任感が強いだけに、全米と全英のどちらかは、“ホステスプロ”として優勝カップを掲げたいに違いない。

「それ以上に大きなプレッシャーがかかるのは日本勢の活躍でしょう」と、ツアー関係者がこう言う。

「今季はツアールーキーの西郷真央(23)が何度か優勝を争い、新人賞を獲得。ポイントレースでも9位と健闘した。来季は1勝はするでしょう。新人の竹田麗央(21)や山下美夢有(23)、岩井明愛・千怜姉妹(22)も1年目から勝てる力は十分にある。3年目を迎え、コースに慣れた勝みなみも黙っちゃいない。次々に日本勢が勝つようなら、渋野は心中穏やかではなくなる。かねてスイングに不安を抱えているし、同僚に取り残されることへの焦りが生じれば、今年以上の苦戦を強いられかねない。逆に、早々とツアー2勝目を挙げれば、気分屋ですから、ポンポンと勝つかもしれませんが……」

 スマイルシンデレラと呼ばれたのは過去の話。来季は新たな歴史を作りたい。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは以前、渋野のことを頭のてっぺんからつま先まで「丸裸」にしたことがある。その中でも「顔相診断」によって見えてきた“意外な素顔”とはいったいどのようなものか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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