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また維新系の問題知事が…奈良県が2.7億円投入、無料K-POPイベントに注がれる疑惑の目

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月15日 9時26分

また維新系の問題知事が…奈良県が2.7億円投入、無料K-POPイベントに注がれる疑惑の目

山下真・奈良県知事(C)日刊ゲンダイ

 兵庫県の斎藤元彦知事に続き、また維新系の問題知事が飛び出した。

 奈良県が来年10月、奈良公園でK-POPアーティストが出演する無料イベントを企画。友好提携を結ぶ韓国・忠清南道との交流を促す狙いだというが、事業費は約2.7億円と巨額で、しかも1日限り。〈高すぎる〉〈有料でやれ〉と、SNSで批判が沸き起こっているのだ。

 朝日新聞電子版の記事(11日配信)が拡散すると、山下真知事が12日にX(旧ツイッター)に長文の釈明を投稿。〈億単位の費用はかかるものの、お金のない日本の若者も大好きなK-POPアーティストに生で接することができ〉などと、恩着せがましい書きぶりである。

〈企業等の協賛を確保したり、ボランティアを募ったりして、奈良県の負担する費用を少なくする努力はしていきます〉とも投稿していた。昨年の知事選で日本維新の会の公認で初当選。“身を切る改革”に言及するなど「らしさ」全開だが、どんぶり勘定すぎないか。

「事業費はおおむね、舞台設置、警備、運営スタッフの人件費の3つに大別される。アーティストの報酬、渡航費は忠清南道側が負担する。会場は屋外で観客数は9000人を想定しています」(知事公室国際課)

 大手広告代理店関係者はこう指摘する。

「事業費2.7億円を観客数の9000人で割ると、1人当たり3万円。通常なら、アーティスト関連のコストが上乗せされるわけで、チケット1枚当たり3万~4万円にしないとペイしない計算になる。ちょっとあり得ない。普通は3日間開催にしたり、定員を増やすなどします。多めに見積もっても2億円以内に収めないといけない案件ですね」

 イベントそのものが、維新肝いりの大阪・関西万博(来年4月13日~10月13日開催)への「テコ入れではないか」との見方もある。

「イベント開催日は未定ですが、万博と重なる可能性がある。空振りしかねない万博をK-POPイベントで“側面支援”しようという腹ではないか。大阪市内から奈良公園は電車で1時間程度です」(広告業界関係者)

 維新代表の吉村大阪府知事は昨年11月、大阪市と神戸市で実施されたプロ野球優勝パレードに便乗して万博をPR。一枚かんだ兵庫の協賛金集めに疑惑の目が注がれている。まさか奈良でも──。

  ◇  ◇  ◇

 維新現職国会議員からのセクハラを、東京都総支部「東京維新の会」所属の鈴木妃呂子・大田区議が告発した。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

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