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立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月16日 16時3分

立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」

落選(C)日刊ゲンダイ

「政治ショー」に巻き込まれた市民らにも、ようやく平穏な日常生活が戻るのだろうか。

 任期満了に伴う大阪府泉大津市長選が15日に投開票され、無所属で現職の南出賢一氏(44)が2万1700票を得て、政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)=4439票=を破り3選を果たした。

 大阪府で7番目となる1942年に誕生した人口7万3000人余りの泉大津市。南部の大阪湾に面し、「日本一の毛布のまち」として知られる町が突然注目を集めたのは、立花氏が市長選への出馬を表明したからだった。

 立花氏は11月の兵庫県知事選に立候補したものの、「当選を目指さない」と公言。再選に向けて選挙運動を展開していた現知事の斎藤元彦氏(47)の“後方支援”に回り、YouTubeやSNSを駆使する手法が賛否を呼んだ。

■ひろゆき氏は「斎藤知事の得票を、なぜか自分自身の人気と勘違い」と敗因分析

 選挙後も斎藤知事の公職選挙法違反疑惑や兵庫県議が立花氏を名誉棄損で告発するなどの「知事選ドタバタ劇場」が続く最中、立花氏は泉大津市長選への立候補を表明。街頭演説では多くの聴衆が集まり、一時は兵庫県知事選の勢いそのままのような雰囲気もみられたのだが、徐々に失速したようだ。

《兵庫県知事選で斎藤知事の得票を、なぜか自分自身の人気と勘違いしたNHK党の立花氏が泉大津市長選で惨敗した模様》

「ひろゆき」こと西村博之氏(48)は立花氏の敗戦についてX(旧ツイッター)でこう分析していたが、選挙中盤で流れた「ある噂」も有権者の投票行動を後押ししたようだ。

「選挙初日の立花氏の演説にものすごい人が集まり、まさかの立花市長誕生かという雰囲気が漂った。そうしたら、なぜか『副市長はガーシー』『兵庫県知事選でみられた、いかついおっちゃんたちが町中を闊歩する』という話が流れ、そのうち、『立花市長は議会に不信任突きつけられて解散、出直しで再選し、市長も議員もNHK党が独占』みたいな、お笑いみたいな噂が出てきて、これはヤバいんじゃないかと」(地元記者)

 噂の真偽はともかく、投票率は44.07%で、前回を6.27ポイントも上回ったのだから、市民の関心をそれだけ高めたのは間違いないだろう。「政治は国民を映す鏡」。有権者がまず投票に行くことが大事だ。

  ◇  ◇  ◇

 斎藤元彦兵庫県知事の公選法違反疑惑も続いている。●関連記事【もっと読む】で『兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に』【さらに読む】で『《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり』を取り上げている。

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