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俳優・篠井英介さんはなぜメルカリにハマったのか?「マイペースでのんびり売買が信条です」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月16日 16時3分

 不安もありましたけど、メルカリなら名前や住所を相手に知らせず売買できるというではありませんか。それならいいかも、と恐る恐るメルカリのアプリをダウンロードして、使い方を教えてもらい挑戦したのが最初です。

 初めに出品したのは、いただき物のコーヒーカップのセット。エルメスのかわいいカップだったのですが、もったいなくて使えなかったんです。意外かもしれませんが、私は100円ショップのマグカップで十分、というタイプなんです(笑)。

 出品後は売れるのかな、どうかな、とドキドキしてアプリをちょこちょこ開いて見ていました。閲覧者からアクションがあれば通知がくるので、放置しておいてもいいのですが、ついつい。

 すると、私が出品した物を見た方の数--閲覧数や“いいね”マークがついたり、「もう少し値下げしてくれませんか」といったコメントがきたりするんですね。

 この、出品者からの一方通行じゃないところが、魅力のひとつじゃないでしょうか。身辺整理のつもりが、新しい趣味になりました。

 売れなかった物は、作家物のお茶碗。わかる方にはわかる良い物なのですが、メルカリを使っているのは若い方が多いようだから、ご存じないのかもしれません。

陶器の人形が4万円に!

 思い出深い取引は、サンテグジュペリの小説「星の王子さま」のコレクション。私はこの物語が好きで、挿絵の雰囲気もとても好きだったので、若い頃、箱根の「星の王子さまミュージアム」などで陶器の小さなお人形などを少しずつ買い集めていました。サンテグジュペリ自身が描いた挿絵の特徴をよく捉えたすてきな物で宝物だったのですが、全部で20品ほどにもなり、全部は飾れず、ほとんど箱の中にしまいっぱなしになっていたのです。

 それでは、お人形などもかわいそう。広いおうちにもらわれて飾ってもらった方が幸せですよね。それで、とくにお気に入りの、王子さまが椅子に座っている1体だけを手元に置いて、その他はまとめて4万円で売りに出しました。そうしたら、数時間で売れたんです。

「星の王子さまミュージアム」は去年3月で閉館になりましたので、陶器のお人形なども、コレクターにはきっと貴重な“お宝”になったのではないでしょうか。

捨てる罪悪感から解放された

 私の故郷・金沢の工芸品・加賀手まりをまとめて売りに出したこともあります。実家に帰ったとき目に入ったのですが、とってもキレイな刺繍が施された手まりなのに、とくに愛でられている様子はない。きっと両親が昔、誰かからいただいたか、買ったか、したのでしょうけどね。

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