昭恵さんがトランプとの「絆」の深さ世界に見せつけ 驚きの“外交力”に色めく安倍シンパと裏金幹部たち
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月17日 11時5分
空気が読めない?はたまた政局読んだ???(メラニアさんのXから、共同)
夫同様、空気が読めないだけか。政局を読んだ行動なのか。政界の評価は真っ二つだ。トランプ次期米大統領から夕食会に招かれた安倍元首相の妻・昭恵氏。2人は現地時間15日、米フロリダ州にあるトランプの邸宅「マールアラーゴ」で面会。同席したメラニア夫人はSNSにスリーショットを公開し、〈私たちは彼女の亡き夫、安倍元首相を懐かしく思い、彼の素晴らしい功績を称えた〉などとつづった。
■政府のメンツは丸潰れ
安倍元首相の横死後もトランプ夫妻は昭恵氏と連絡を取り合い、今回も直接のやりとりを通じて招待したという。改めて絆の深さを全世界に見せつけた格好だが、昭恵氏のブッ飛んだ行動に勢いづくのは生前からの安倍シンパたちだ。安倍元首相と気脈を通じていた元大阪府知事の橋下徹弁護士は16日の民放番組で「外務省をはじめ、政府は半ばスネているというか、メンツを潰された」とご機嫌に語っていた。
いまだ石破首相はトランプとは電話で5分ほど話しただけで模索する会談は実現しないまま。外交筋は「来年1月の正式就任まで原則として外国首脳に会わない方針」とトランプの意向を伝えたが、すでにカナダのトルドー首相やウクライナのゼレンスキー大統領らと会っている。その上、かつての政敵の妻にまで先を越され、石破首相も面白かろうはずがない。
ファーストレディー時代でさえ「私人」と閣議決定された昭恵氏。プライベートで何をしようと勝手だが、同盟国の次期首脳と会食ともなれば話は別だ。「越権行為」と波風が立つのを恐れ、断る選択肢もあっただろう。
「それができないのが昭恵さんの“天然”たるゆえんですが、トランプ氏本人にまでつながる彼女の“外交力”の評価が高まるのは確か。政府はともかく、トランプ詣でを願う財界人など彼女の人脈に頼りたがる人は増えるでしょう。その結果、昭恵さんと近い政治家ほど、仲を取り持とうと暗躍するに違いありません」(外交関係者)
先の衆院選で昭恵氏は、萩生田元政調会長や世耕前参院幹事長ら旧安倍派の裏金幹部の応援に駆けつけた。彼らが復権を狙うには、やはり昭恵氏の威を借るのが近道か。
◇ ◇ ◇
永田町では、今回の面会は安倍元首相の周辺がパイプ役になったのではとの見方も…。●関連記事【もっと読む】『安倍昭恵さん×トランプ夫妻「夕食会」の舞台裏…永田町で飛び交う臆測と“パイプ役”の名前』で詳報している。
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