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【独自】西島秀俊“NYロケ”迫真リポート エミー賞18冠“世界の真田広之”に迫れるか?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月18日 9時26分

【独自】西島秀俊“NYロケ”迫真リポート エミー賞18冠“世界の真田広之”に迫れるか?

西島秀俊(C)日刊ゲンダイ

 今年5月いっぱいで事務所から独立し、フリーランスとなった俳優の西島秀俊(53)が現在、新たな挑戦に向け米ニューヨーク(NY)で奮闘中であることが日刊ゲンダイの取材で明らかになった。映画「宮本から君へ」を手掛け、第62回ブルーリボン賞の受賞経験などもある新進気鋭の真利子哲也氏(43)が監督を務める最新主演作「Before anyone else(仮)」を当地で撮影している。

 西島は今夏、ラシダ・ジョーンズ主演の米製作配信ドラマ「サニー」(Apple TV+)でハリウッドデビューしたばかり。「Before~」は日本の作品だが、NYとニュージャージーでのオールロケという。

「9月頃から現地のエキストラの求人や俳優のオーディションが始まっていました。低予算作品(※米俳優組合の規定で70万ドル~200万ドル=約1億円~3億円強)ではありますが、組合に属していない米俳優たちにとっては実績となるチャンスでもあります。それに西島さんが主演した『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したこともあり、アメリカでも映画業界や通の人はこの作品を見たことがある人も多くて、名前こそ覚えていなくても、西島さんの顔を知っている人にとっては反応がいいようです」(NY在住の映画関係者)

■バイリンガルの現地スタッフがサポート

 西島は独立後に開設したインスタグラムに、10月21日からNY滞在の様子を切り取った写真を度々ポスト。高級ブランドのファッションショーに来場して米俳優陣と交流している様子や好物のスイーツを食べる様子など満喫ぶりを見せている。その一方、慣れない海外生活で慣れない英語のセリフでの演技には奮闘中のようだ。

 英語が堪能に話せるレベルではない西島を支えているのがバイリンガルの現地スタッフで、西島に発音をレクチャーするのはもちろん、西島が暗記したセリフを撮影中ずっとチェックしているという。日本語なら言い間違えれば自ら気づくが、英語だと間違いにも気づかないからだという。撮影中の西島を見たという現地の関係者がこう言う。

「役作りかもしれませんが、げっそり痩せていて顔色も良くなかったので心配しました。英語のセリフを言っているのを見ましたが、声もかすれていたので……。正直、何を言っているのかあまりよくわかりませんでした」

 慣れない海外生活と英語のセリフに西島も苦戦しているようだ。そんな西島だが、以前から強い海外志向をのぞかせている。「ドライブ・マイ・カー」以前にもイランの映画監督作「CUT」に出演。その後もジョルジオ・アルマーニの広告モデルを務め、最近は北野武監督の「首」で再びカンヌを訪れ、日仏共同製作映画「蛇の道」で主演。23年には既に、ハリウッドの大手タレントエージェンシーCAAとも契約し、その翌年に独立した。

 エミー賞18冠の「SHOGUN 将軍」で大ブレーク中の真田広之(64)は40代で渡米し、俳優として新たな挑戦を始めて20年越しの大ヒットとなった。

「今や真田さんは通訳なしでも全く問題ありませんが、それでも発音や言葉のニュアンスや所作などの壁もあって、ネイティブスピーカーの役だとどうしてもアクション中心のセリフの少ない役になってしまいます。西島さんがもし米国を拠点にするのであれば、年齢的にも真田さんよりさらにハンディがありますし、言葉の壁をどう乗り越えるかのかが課題となりそうです」(現地メディア関係者)

 "世界の西島秀俊"となるべく戦うアラフィフの大挑戦から目が離せない。

   ◇   ◇   ◇

 西島は仕事に励む一方で、子育ても頑張っている。【あわせて読む】西島秀俊の長男が超難関私立小に合格と報道も 芸能人子息“お受験記事”が週刊誌から消えたワケ…も一緒にご覧ください。

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