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スポーツ紙の元日恒例“スクープ合戦”…「綾瀬はるか結婚」の文字は躍るのか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月19日 9時26分

スポーツ紙の元日恒例“スクープ合戦”…「綾瀬はるか結婚」の文字は躍るのか

綾瀬はるか(C)日刊ゲンダイ

【芸能界クロスロード】

 今年発覚した芸能界の熱愛は30組を超える。

 目立つのは旧ジャニーズの面々だが、最近のゴシップ報道は後追いが少なく、話題になるのも瞬時で終わる。タレントにとって恋愛しやすい環境だが、カップルによっては尾を引くこともある。

 今年最大の目玉といえば、綾瀬はるかの熱愛。相手はSixTONESのジェシー。11歳年下のアイドルが「綾瀬の部屋に通う仲」と報じられた。これまで恋愛報道をほぼ認めたことのない綾瀬の事務所が、今回は初めて「プライベートは本人に任せています」と対応。ジェシーはブログに〈プライベートはお任せください!仲良くさせていただいております。ズドン〉。事実上、交際を認めた。

 ジェシーは2006年に旧ジャニーズ事務所に所属。15年からSixTONESのメンバーとして活動。人気上昇中ではあるが、将来の進路が未確定なアイドル。「結婚などまだできる段階ではない」という意見も多かった。ところが、9月にジェシーの祖母の住むラスベガスに綾瀬を連れ旅行していたことが報道された。メディアは「結婚」報道に切り替わった。綾瀬が来年3月で40歳の節目を迎えることも拍車をかけているが、すんなり結婚となるのだろうか。

 以前、女優をマネジメントしてきた事務所社長からこんな話を聞いた。

「仕事が順調に回っていることが前提で、結婚がプラスになるかマイナスに働くかで悩むもの。結果、仕事を取り結婚を断念した女優もいた」

 結婚の主導権を持つ綾瀬も直面する問題だろう。最近の綾瀬の仕事を見ると、CMなどは順調だが、女優業は試行錯誤が続いているように見える。

 11月公開の初のロードムービー「ルート29」も興行成績ランキングで一度もベスト10に入ることもなく終わった。昨年の初のアクション「リボルバー・リリー」に続き、新境地開拓にはならなかった。

 綾瀬は好感度も高く、幅広い人から支持される国民的女優だが、出演作品のヒットに恵まれない。

 デビューして23年。NHK大河「八重の桜」のヒロインや、「義母と娘のブルース」と代表作はあるが、「綾瀬と言えば〇〇役」のイメージが定着せずにいる。

 キャリアの浅い女優がさまざまな作品に挑戦するように綾瀬の新たな挑戦は続く。来年、最初の仕事も大河「べらぼう」で初のナレーションを務める。今年の大河が低調だっただけに、来年は視聴率回復が絶対。綾瀬人気にNHKも便乗したようだが、綾瀬にとって大事なのは今後の女優業。

「綾瀬も主役として決して安泰ではない」というほど女優界もサバイバルが続く。

 綾瀬と同い年の女優・満島ひかりは今年のヒット映画「ラストマイル」で女優株は上昇中。

 貫地谷しほりは子供を出産。来年にはママさん女優としての復帰は確実だ。

 事務所の後輩・高畑充希は岡田将生と結婚。近年、人気俳優同士の結婚は前向きにとらえられているが、高畑にも祝福ムードが漂っている。女優の結婚は、世間から祝福されることでステップ材料になる。

 元日は恒例のスポーツ紙スクープ合戦が予想される。最大の目玉になるはずの綾瀬とジェシーだが、すでに「2人の結婚は難しい」という一部の女性誌の報道も出ている。

 果たして、どんな報道が出てくるのか、興味深い。

(二田一比古/ジャーナリスト)

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