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巨人が獲得の新助っ人「昨季3Aトリプルスリー男」は貧打線の救世主になるか?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月20日 9時26分

巨人が獲得の新助っ人「昨季3Aトリプルスリー男」は貧打線の救世主になるか?

キャベージ(C)ロイター/USA TODAY Sports

 巨人が18日、大リーグのパイレーツからFAになったトレー・キャベージ(27)と契約合意したと発表した。

 188センチ、92キロの大型外野手は、2023年に大谷(現ドジャース)が当時在籍していたエンゼルスでメジャーデビュー。今年1月にアストロズに移籍すると、今季は45試合に出場して打率.209、1本塁打、8打点。11月にパイレーツに移籍していた。23年に3Aで打率.306、30本塁打、32盗塁の「トリプルスリー」を達成した打力が買われた。

 巨人は今季、4年ぶりにリーグ優勝を果たしたものの、5番打者を固定できなかった。DeNAとのCSファイナルステージでは6試合9得点に終わり、日本シリーズ進出を逃した。阿部監督が「岡本の後を打つ選手がいなかったのが勝てなかった要因」と振り返ったように、シーズンでもリーグ4位だった得点力不足の解消は、今オフの最重要課題のひとつだった。大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。

「巨人は昨季3Aで30発を打った長打力を買ったのでしょう。スイングスピードの速さには定評がありますが、成績が良かったのはこの時だけ。一番気になるのは、今季メジャーでのスライダー系の空振り率が69%と驚異的に高いこと。フォークなどの落ちる系が45%でボール球の空振り率も40%と非常に高い。日本の投手の方が変化球が多くて精度も高い。

選球眼が悪く、三振が多いので、日本の野球に適応できるか。これだけボール球の変化球に手を出すと、格好のカモになりかねません。一塁と左翼の守備力は可もなく不可もなくといったところ。スポーツ紙には主砲の岡本が左翼に回ると書いてありましたが、一塁でゴールデングラブ賞を取った岡本を左翼に転向させるほどの外国人選手かどうか。ポジションは左翼だと思います」

 これで巨人は前中日のマルティネス、前楽天の田中将、ソフトバンクからFA宣言した甲斐に続き、4連続補強に成功。ただし、この助っ人に過度な期待は禁物のようだ。

  ◇  ◇  ◇

 巨人は怒濤の補強策を繰り広げているが、特に甲斐拓也の獲得はマイナスに働きそうだ。いったいどういうことか。元バッテリーコーチで評論家の秦真司氏が悲観した「問題点」とはいったい何か。いま、巨人で何が起きているのか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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