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巨人マルティネス獲得で大勢のメジャー挑戦機運に拍車…守護神"剥奪”はむしろプラスか

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月24日 9時26分

巨人マルティネス獲得で大勢のメジャー挑戦機運に拍車…守護神"剥奪”はむしろプラスか

大勢(左は、岸田行倫)/(C)日刊ゲンダイ

「大勢のモチベーションが心配」

 複数の球界OBがそんなことを言っている。巨人が、中日から自由契約となっていた絶対的守護神のライデル・マルティネス(28)を獲得。4年総額50億円以上という日本球界最大級の札束を積んだだけではない。正式発表を前に母国キューバメディアのインタビューに応じたマルティネスがこう答えているのだ。

「ジャイアンツはセ・リーグで最高のチームのひとつ。日本シリーズに出場し、優勝することが夢だった。日本でも最も重要なチームのクローザーに選んでくれたことをうれしく思っている」

 つまり巨人は、破格の年俸に加え、来季の抑えの座も約束したということだろう。

 大勢(25)は入団1年目から巨人のストッパーを任され、3年間で80セーブ。今季も右肩痛による離脱がありながら、43試合でリーグ3位タイの29セーブ、防御率0.88の成績をマークした。それが、今季43セーブ、防御率1.09のマルティネスの加入で、来季はセットアッパーへ配置転換されることが確実。先のプレミア12で侍ジャパンの抑えに指名された大勢は守護神というポジションに自負を持っている。“降格人事”によるモチベーション低下を懸念する声もあるのだが、さる巨人OBはこうみる。

「大勢はメジャー挑戦希望を公言している。海外FA権取得は2031年以降だから、一日も早く夢をかなえるには球団にポスティング移籍を認めてもらう以外にないわけです。自分に代わる抑えが出てこなければ、球団もおいそれと希望に沿うわけにはいかない。マルティネスは来季を含めてあと2年ちょっとで国内FA権を取得し、外国人枠を外れて日本人選手扱いになる。4年後の条件次第で巨人に長期在籍する可能性が増すわけで、大勢にとっては悪い話ではないでしょう。セットアッパーもハードな仕事ではあるが、勝ち試合の責任をひとりで背負う抑えに比べれば精神的負担は減る。マルティネスの加入はむしろ、歓迎すべきことだと思っているのではないか」

 大勢はハワイへの優勝旅行を辞退し、国内ですでに来季へ向けたトレーニングを開始している。昨22日に行ったトークショーで守護神の座を「諦めていない」と話したが、セ・リーグ連覇と日本一奪回、さらにその先を見据える右腕が海を渡る日もそう遠くはない。

  ◇  ◇  ◇

日刊ゲンダイで毎年好評の「ドラフト家庭の事情」(2021年版)では、巨人から大勢をピックアップ。家族は本人を含め全員が西脇工高出身というレアな系譜だという。大勢はいったいどのような家でどう育ったのか。父・八寿男さんらが赤裸々に語ってくれた。

●関連記事【大勢を知る】…では、それらについて詳しく報じている。

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