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乳がん手術後の「乳房再建」で後悔しないために知っておきたいこと

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月24日 9時26分

「保険適用となってから経験不足の形成外科医も施術を行うようになり、乳房再建のトラブルが増えたと感じています。やり直しの依頼もある。1次2期再建と2次2期再建はどちらもメリット、デメリットがあります。再建するかしないかも含め、自分が納得いく方法を選ぶべきです」

 乳がんの全摘時にエキスパンダーは入れたが、再建は手術を受けた病院とは別のところで受ける人、再建に関して情報収集をしたいと2次2期再建を選ぶ人もいる。2次2期再建は、全摘後から何年経っても可能だ。

 近年、人工乳房での再建後、乳がんとは異なるがんを発症するリスクが指摘されている。人工乳房周囲に形成される組織から発生すると考えられているが、はっきりした原因は不明。日本での発症報告は、ひとつは悪性リンパ腫で6例(2023年9月時点)、もうひとつは扁平上皮がんで日本では0例(同年3月時点)。

「人工乳房は10年での入れ替えが推奨されていますが、破損などなければそのままで構いません。マンモグラフィー検査も問題なく受けられます。再建後のがんや破損などのチェックもあり、生涯にわたり定期的なフォローアップが必須です」

 岩平院長は、乳房再建を日帰りで行っている。地元に乳房再建にたけた形成外科医がいないからと、飛行機や新幹線で来院する患者もいる。抜糸などはどの医療機関でもできるので、再建を岩平院長のもとで行い、その後のケアは地元の病院で、という形になる。

※胸を大きくしたいと大きめの人工乳房を選び、それに合わせてがんでない方の胸も豊胸手術を受ける人もいる。全摘側は保険適用、豊胸側は保険適用外となる。

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