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平野ノラさんは10年間のメルカリ売り買いは660回!「汚部屋から一転断捨離で人生が変わった」(インタビュー)

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月25日 9時26分

 梱包も大切ですね。キレイに梱包しているとか、写真の撮り方で大体その人のセンスがわかる。この人、センスがいいと思うと、その人の他の出品も見たりすることが多いんです。

 送料込みというのも当たり前みたいになっていますが、ちゃんとアピールポイントにして記載します。

 あとトラブルになりそうな取引はしません。例えば新品未開封で出品してる人に「中身見せてください」とお願いしても「新品未開封なので無理です」と言われたらどんなに欲しくても諦めます。

 私がファンデーションの色を間違えたことがあります。取引が終わって、先方に品物を送ったのはいいけど、「書いてあるのと色が違っている」と連絡がきて。その時はどうしようもないので、「申し訳ありません。今回は差し上げます」と言ったら、逆に喜ばれましたけど(笑)。

ボロボロのシャネルのバッグは秒殺だった

 今でも思い出すのはシャネルのボロボロのバニティーバッグを売った時のこと。3000円くらいで出したら秒殺、たった2秒で売れた。その時はもっと値段を上げておけばよかった、値段交渉もしてみたかったなあと後悔しました。

 時には私ならではの買い方もしました。

 昔はバブルネタの真っ赤な衣装から、バリエーションを増やすため当時のバブリーな服を探していました。スタイリストさんがつく前でしたから自分で用意するわけです。そんな時はメルカリに「平野ノラ」と検索をかけると、「80年代平野ノラ風」とか「忘年会に平野ノラになりたい方いかがですか?」とか紹介されながら、肩パッド入りの服が売られてるわけです(笑)。それを私が買ったりしてましたから、もう「プロ」を超えて「達人」でしょ!?(笑)。

 私はメルカリを始める10年前まで、汚部屋に住んでいました。テーブルの上も布団の上も洋服が山になっていた。夜は洋服の上で寝ているような状態でした。

 モノをため込んで、足の踏み場もないような家の中で、どうやったら仕事がうまくいくか、自分が満たされるかと悶々として、わけがわからなくなっていました。

 そんな足の踏み場もないような汚部屋に住んでいた27歳の時、ある本を読んで、このとっちらかっている部屋の状況と私の内面はリンクしているんじゃないかと気がついたわけです。こんな生活をしていたら私の人生、うまくいかないんじゃないか。

 それで部屋に積まれていたものを捨てていった。すると、それらがなくなっても何の未練もないことがわかった。

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