“出会いまくり”の佐々木朗希を待ち受けるフラれた球団の逆ギレ意趣返し…すでに面談は6チームに
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月25日 11時32分
佐々木朗希(C)共同通信社
日を追うごとに数が増えている。
ポスティングシステムでメジャー挑戦する佐々木朗希(23)が面談した球団のことだ。
日本時間24日はレンジャーズのヤング編成本部長が対面交渉を認めれば、サンフランシスコの地元紙は「ジャイアンツも佐々木と面談したとみられる」と報じた。これで面談に進んだとされる球団は、ヤンキース、メッツ、カブス、ホワイトソックス、レンジャーズ、ジャイアンツの6球団になった。
代理人のジョエル・ウルフ氏は中小規模の都市も可能性があると話していたものの、ここまでで面談が明らかになった球団の本拠地はいずれも大都市圏で、なおかつ市場規模も大きい。
それだけに、佐々木サイドがスポンサー収入を期待しているとみる向きは多い。
上記の6球団に本命視されるドジャースとパドレスを加えれば、面談にこぎ着けたのは実に8球団に上り、まだ面談の事実が明らかになっていない球団がある可能性も否定できない。7年前に同じく25歳ルールとポスティングでメジャー挑戦した大谷翔平(30=現ドジャース)が面談した7球団を上回る勢いなのだ。
門戸を広げ、多くの球団に獲得のチャンスを与えているように見えるけれども、佐々木が選ぶ球団は1つしかない。それだけ多くの球団をふるいにかけることになるわけで反動は大きい。
大谷がメジャー挑戦した際、プレゼンをしながら1次選考の面談から漏れたヤンキースのキャッシュマンGMは「我々のプレゼンは完璧だったが、ニューヨークがビッグマーケットであることは変えようがない」と皮肉タップリに話した。
大谷との面談に進んだドジャースも2次選考で落選。結婚記念日にもかかわらず、大谷との面談に同席したドジャースのエース・カーショーは、「時間と労力の無駄遣いだった。彼(大谷)は明らかにDHでやりたがっていたからね」と吐き捨てた。
ナ・リーグにもDH制が導入されたのは2022年から。当時はDH制ではなかったナ・リーグは最初から大谷の選択肢になかったのだろうし、だからこそ「時間と労力の無駄遣い」と言ったのだ。
大谷はエンゼルス時代に投打の二刀流として確固たる地位を築いた。23年に本塁打王のタイトルを獲得、21、23年にはMVPを受賞した。
大谷のように圧倒的な活躍によって外野の声を封じ込められればともかく、そうでなければ、さまざまな球団と面談をすればするほど、多くの球団に期待を持たせることになり、断る球団も増えて「敵」を増やすことになる。
代理人によれば佐々木は肩を2度故障した経験があるという。ひ弱で年間通してローテーションを守った経験がない佐々木が心配だ。
◇ ◇ ◇
球団選びは最終的に佐々木の意志と判断に委ねられるが、その性格は「独りよがりの石頭」と球団OBは指摘する。いったいどういうことか。ロッテの首脳陣を悩ませた「トホホ」なエピソードとは。
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