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松本人志の「行く年来る年」…性加害報道から1年、初めて胸中明かすもTV復帰にはなお高いハードル

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月25日 16時3分

松本人志の「行く年来る年」…性加害報道から1年、初めて胸中明かすもTV復帰にはなお高いハードル

松本人志(C)日刊ゲンダイ

「週刊文春」の性加害報道から1年。裁判は11月に取り下げになったものの、地上波テレビに松本人志(61)の姿はない。

 日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」のエンドロール冒頭に松本のクレジットはあるが、番組は“松本抜き”で進行中。年末特番で復帰の可能性も囁かれていたが、今のところ松本出演の話は聞こえてこない。

 一方、フジテレビ系は松本が看板だった「だれかtoなかい(旧まつもtoなかい)」「ワイドナショー」の2番組が3月に終了予定で、松本は戻る場所すら失いかけている。元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。

■「火中の栗を拾おうとするテレビマンはいない」

「テレビ局各局も復帰は様子見でしょう。謝罪なり、会見なり、何らかのアクションがあれば説明もできそうですが、理由なしではスポンサーにも言い訳が立たない。ネットを見ていても“復帰すべき”というような肯定派の意見は少なく、これで出てくるのかと懐疑的な意見が多い。相次ぐ性加害報道で、世間の人もかつての芸能界は一定数ひどいことをしていたのだろう、というふうに感じ取っていて、これを機に古い世代の人は一掃して欲しいという風潮になっています。実際、問題のあった人の席は埋まり、問題なく回っていますし、復帰初の番組なら注目度は高まりますが、いつ炎上するかわからない。そんな火中の栗を拾おうとするテレビマンはいないということでしょう」

 大阪・関西万博アンバサダーの肩書は現在もそのまま。万博には登場するのか。

「テレビに復帰せず、一足飛びに公の場に登場するのはかなりハードルが高い。かといって、劇場に出るにも裁判取り下げの経緯から何も話せないでしょうし、過激な発言をすれば炎上する。スポンサーとしても怖いでしょうし、今後も凍結状態が続くのでは」

 松本は25日、芸能記者の中西正男氏の取材に対して裁判に至った経緯や訴えを取り下げた理由、活動休止中の胸中などを初めて明かしていたが、何をどう言いつくろっても後の祭り。どんな行く年来る年を過ごすのか。

  ◇  ◇  ◇

 松本人志がおらずとも、M-1は滞りなく開催された。関連記事【もっと読む】M-1グランプリ審査員は“完璧な布陣”…ますます高まる「松本人志不要論」…では、松本が直面している厳しい現実を伝えている。

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