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永野芽郁vs上白石萌音「Xmas映画対決」は永野の圧勝気配…『はたらく細胞』が興収40億円に届く勢い

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分

永野芽郁vs上白石萌音「Xmas映画対決」は永野の圧勝気配…『はたらく細胞』が興収40億円に届く勢い

ともに朝ドラのヒロインを務めた永野芽郁(左)と上白石萌音(C)日刊ゲンダイ

【芋澤貞雄「裏の裏まで徹底取材」】

 今年の"クリスマス興行"の目玉と言っていい『はたらく細胞』(ワーナー・ブラザース)と『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(東宝)の対決は、圧倒的大差で前者に軍配が上がりそうだ。

『月刊少年シリウス』(講談社)の連載漫画『はたらく細胞』は、2022年5月の時点でシリーズ累計930万部を突破。実写版は永野芽郁(25)、佐藤健(35)がW主演を務めている。

 一方の『銭天堂』は2013年5月刊行の児童小説(偕成社)で、今年6月の時点で国内450万部、全世界で850万部を突破。実写版には天海祐希(57)、上白石萌音(26)が出演している。

 上映館数は『はたらく細胞』が363館、『銭天堂』は338館で、観客にファミリー層をどれだけ取り込めるかが大きな課題であるこの対決は、お互いに絶対負けられない様相をみせていた。

 両作品とも公開日は同じ12月13日。そこで公開初日から3日間の興行収入と観客動員数を並べてみよう。

『はたらく細胞』の興収は約8億4400万円で、観客数は約61万1500人。これは今年8月に公開され、興収60億円を突破したばかりの『ラストマイル』(主演=満島ひかり/東宝)の、公開初日から3日間の興収約9億7800万円、観客動員数は約66万2000人に肉迫する勢いだ。

 これに対し『銭天堂』の興収は約1億5600万円、観客数は約12万1000人……。予想に反し『はたらく細胞』に大きく水をあけられる結果となってしまった。

 この流れのままいけば、筆者の試算によると、最終興収は『はたらく細胞』が約40億円超、『銭天堂』は約8億円前後になる。

■「銭天堂」初めて悪役「よどみ」を演じた上白石萌音の怪演に賞賛の声

 映画関係者の間でファミリー層の取り込み対決が注目されていたこの2作品だが、芸能関係者には"NHK連続テレビ小説ヒロイン対決"も話題になっていた。

 永野は、高い好感度にもかかわらず、出演作品では"消化不良"が続いていて、『半分、青い。』以外の代表作を上げるのが難しい状態だった。

 一部芸能関係者の間には、「『はたらく細胞』のヒットは佐藤健ファンのおかげ』という指摘もあるが、女優として、所属事務所の先輩・北川景子(38)に少し近づけたのは間違いないだろう。

 もっとも、初めて悪役を演じた上白石の評判も上々で、鑑賞後の観客からは「エンドロールを見るまで"よどみ"(上白石の役名)が上白石だと気付かなかった」とか「怪しくて、不気味な"よどみ"が本当に不気味で怖かった…」という声が数多く聞かれている。

『千と千尋の神隠し』に象徴されるように、舞台出演にも大きくウエートを移しつつある上白石だが、女優として高い成長度を認識させるアピールとなったのが、この『銭天堂』の怪演だったと言えるだろう。

 興収や観客動員数でははっきりと明暗が分かれてしまった"クリスマス興行"2作品だが、朝ドラヒロインで年齢も近い2人が、女優としての現在地、有望な未来をアピールする絶好の機会となったことは確かだろう。

(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)

  ◇  ◇  ◇

 苦戦が続いていた永野芽郁にようやくチャンスが訪れた。筑波大学に合格された秋篠宮家の長男・悠仁さまの“推し”だという報道もあり、これからますます活躍が期待される。関連記事【あわせて読む】永野芽郁はフジ月9大苦戦でも心配ご無用 「悠仁さまが熱視線!」報道が強力な“援護射撃”に……もご覧ください。

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