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巨人入り田中将大「あと3勝」に立ちはだかる阿部監督の“公平判断"…《無条件に先発確約はない》との見立て

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分

巨人入り田中将大「あと3勝」に立ちはだかる阿部監督の“公平判断"…《無条件に先発確約はない》との見立て

田中将大(C)共同通信社

 楽天から自由契約になって約1カ月、田中将大(36)の巨人入団が正式発表された。

 右肘のクリーニング手術の影響で今季の一軍登板はわずかに1試合。日米通算197勝右腕も、2021年の楽天復帰後は4年間で20勝33敗と結果が伴わなかった。

 減額制限を大きく超える年俸を提示した楽天と決裂。自ら自由契約を選択して退団したものの、獲得に名乗りを上げる球団は現れなかった。

「そこに巨人が救いの手を差し伸べた。阿部慎之助監督が球団に強く獲得を望んだといわれていますが、とはいえです。阿部監督は通算197勝のマー君の実績に敬意は見せても、特別扱いはしないはず。監督就任1年目の今季も調子の上がらない坂本勇人に二軍再調整を指示し、実行しなかったとはいえ主砲の岡本和真の4番からの降格も検討したほどです。楽天復帰後のマー君の状態を考えても無条件に先発の座を確約することはないでしょう。メジャー移籍の決まった菅野智之が抜けるとはいえ、堀田賢慎や横川凱ら先発ローテを狙う若手も控えている。競争を求めるだろうし、逆にそうしなければ選手も納得できない。余計な火種を生むことになりかねませんから」(巨人OB)

 残り3勝とする200勝を達成するためには、当たり前だが、キャンプ、オープン戦でアピールする必要がある。

  ◇  ◇  ◇

そんな田中の女房役となりそうな甲斐拓也にしても、阿部監督の要求に応えられるか真価が問われている。そんな甲斐が抱える「2つの不安材料」とは、いったいなにか。「絶対的守護神」になれそうなのか。

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