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名将クロップのレッドブル幹部就任でJ2大宮が浴する絶大な恩恵…大の親日家で香川、南野、遠藤の恩師

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 9時26分

名将クロップのレッドブル幹部就任でJ2大宮が浴する絶大な恩恵…大の親日家で香川、南野、遠藤の恩師

ユルゲン・クロップ氏(C)ロイター/Red Bull

 2024年夏に英プレミアの強豪リバプールの監督を辞し、充電期間を送っていたドイツ人指導者のユルゲン・クロップ(57)が、1月1日からレッドブル・グループ本体の「グローバルフットボール部門」の責任者に就任することが明らかになった。

 クロップといえば08~15年に母国のドルトムントを率いて2度のリーグ優勝。15年夏にリバプールの監督に引き抜かれると、18-19年シーズンの欧州CLと19-20年シーズンのプレミアを制覇。名声を不動のものとして次期ドイツ代表監督の有力候補でもある。

 大の親日家としても知られている。ドルトムントで元代表MF香川真司(35=C大阪)に司令塔を任せ、リバプール時代には現代表のMF南野拓実(29=仏モナコ)とMF遠藤航(31=リバプール)を重用。口癖は「私は日本人のメンタリティーを愛している」だ。

 そのクロップがレッドブル・グループの幹部として、本社のあるオーストリアのザルツブルク、独1部ライプツィヒ、米MLSニューヨーク、英2部リーズ、ブラジルのブラガンチーノといった傘下のチームを巡回しながら、監督を戦術的にサポートしていくという。

 もちろん8月にレッドブル・グループが経営権を取得し、来季からJ2を戦場にする「RB大宮アルディージャ」も例外ではない。大宮の視察などの名目でクロップが大好きな日本に足しげく通うこともあり得る。

「大宮が外国人助っ人を探す際、海外のレッドブル・グループのチームに在籍している選手を融通してもらったり、付き合いのある大手代理人事務所を紹介してもらったり、大宮所属の若手日本人選手をオーストリアやドイツに武者修行に送り、レベルアップさせて引き戻すこともできる。昨シーズンをJ3で戦い、優勝してJ2に昇格した大宮にとってクロップは本当に心強い存在となるでしょう」(サッカー関係者)

 ちなみにクロップの年俸は20億円と報じられている。潤沢な資金力を誇るレッドブル・グループの一員となった大宮。さらにクロップの身びいき的なサポートがプラスされたら--。25年シーズンのJ2優勝・J1昇格は決まったも同然!?

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