松本人志の一方的な“言い分”は通用するのか? 吉本ヤミ営業問題と同パターン…「“生の声”を届けたことにはならない」と識者
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月26日 11時3分
松本人志(C)日刊ゲンダイ
ダウンタウンの松本人志(61)が芸能記者の中西正男氏の取材に応じた記事がYahoo!ニュースで25日に配信され、話題になっている。
文春砲で姿を消して1年。現在の思いと新たに配信番組「ダウンタウンチャンネル(仮)」を来春から開始するという構想を明かしたが、同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏は「核心に触れる答えはなく、余計にファンや視聴者をモヤモヤさせてしまった」という。
松本は裁判取り下げについては「始める前と、始まってからで『え、これは聞いていたことと違うぞ』『イメージしていた空気じゃない』と思うところが多々あり」とし、想定以上に時間を要すること、決着して目標を達成しても納得に結び付くのか疑問が生じたことが原因と述べた。また休業中のギャラについて「アルバイトをされている学生さんよりも少ない。本当に振り込まれない。純粋にプライドをへし折られました……明細を見ると屈辱を感じました」とコメント。「自分の言葉を待ってくれている人たちに一番伝わるであろうやり方」として中西氏の取材に応じたというが、質疑応答もない松本の一方的な“言い分”は世の中で通用するのか。前出の影山氏はこう続ける。
「吉本のヤミ営業問題の際、会見したのは岡本社長までで、大崎会長は特定の媒体でインタビューに答えていたのと同じパターンですが、これでは“生の声”を届けたことにはならない。裁判取り下げで何とかリセットしたけれど、予想以上に逆風が激しく、年末の賞レースの審査員や特番出演には間に合わなかった。今回のインタビューは配信を宣伝するためのアドバルーンだったのかと受けとれてしまう。会見を開いて説明責任を果たすべきでしょう」
相方・浜田は「何のクレームも言ってこなかった」と言うが、いまや裸の王様となってしまった松本に忠告できるのは浜田だけかもしれない。
◇ ◇ ◇
松本人志がおらずとも、M-1は滞りなく開催された。関連記事【もっと読む】M-1グランプリ審査員は“完璧な布陣”…ますます高まる「松本人志不要論」…では、松本が直面している厳しい現実を伝えている。
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