佐々木朗希争奪戦で強豪2球団が敢えて「落選公言」の深謀遠慮…当該球団スカウトの激怒まで織り込み済み
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月27日 11時32分
佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ
メジャー移籍を目指す佐々木朗希(23)サイドと面談したのは「12~15球団」と報じた米メディアも中にはある。
争奪戦は水面下でかなりヒートアップしているようだが、ここで疑問がひとつ。面談にこぎつけた球団はともかく、ふるいにかけられた球団がなぜ、それを明かす必要があるのかという点だ。
フィリーズのドンブロウスキー編成本部長とレッドソックスのブレスロー編成本部長が「我々は面談に呼ばれていない」と言ったのだ。当該球団の駐米スカウトのひとりは「面談に進んだのであればまだしも、選考から漏れたのは明らかにマイナス。イメージダウンになるようなことをなぜ、わざわざ明かす必要があったのか……」と怒り心頭だという。フィリーズにしてもレッドソックスにしても実績ある強豪球団。編成責任者はなぜ、「落選」を公にしたのか。
「2球団は何が何でも佐々木が欲しいというわけではなかったのでしょう」と、野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏がこう続ける。
争奪戦に初めから参加しないと、大きなイメージダウン
「いくら前評判が高いとはいえ、佐々木はまだメジャーで1球も投げていない投手です。それだったら既存の先発投手を重視したいし、彼らに気持ち良く働いてもらいたいということですよ。例えばレッドソックスはすでに先発の頭数がそろっていますし、仮に佐々木が取れればひとり、ローテから外さなければなりませんから。かといって格安で手に入る評判の投手の争奪戦に、初めから参加しないとなれば、より大きなイメージダウンになる。2球団にしてみれば、獲得に向けてこちら側は最大限の努力をしたが、佐々木サイドに断られた。力及ばずという体が理想的なのです」
フィリーズのドンブロウスキー編成本部長は「球団のプレゼン資料は送り、直接面談によるプレゼンを熱望していることを向こう(佐々木サイド)は知っているが、我々はその席に呼ばれていない」と話した。失意のコメントのように聞こえて、有望な選手を獲得したいスカウトの怒りも織り込み済み。実はすべて計算ずくということだ。
◇ ◇ ◇
球団選びは最終的に佐々木の意志と判断に委ねられるが、その性格は「独りよがりの石頭」と球団OBは指摘する。いったいどういうことか。ロッテの首脳陣を悩ませた「トホホ」なエピソードとは。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
佐々木朗希 面談希望の名門レッドソックスを〝スルー〟「候補から除外されたかどうか…」
東スポWEB / 2024年12月25日 12時4分
-
佐々木朗希と「面談の予定ない」 “古豪”が窮地か…編成本部長「チャンス得られれば」
Full-Count / 2024年12月25日 10時37分
-
レッドソックス 現時点で佐々木朗希と面談予定なしと編成本部長が明かす フィリーズとともに脱落か
スポニチアネックス / 2024年12月25日 9時52分
-
朗希 メッツと同じ日にヤンキースとも面談していた! 21日にはカブスと フィリーズは“脱落”
スポニチアネックス / 2024年12月22日 2時32分
-
佐々木朗希に“フラれた”東の強豪「招待されていない」 20球団超え争奪戦…球団社長嘆き
Full-Count / 2024年12月21日 9時11分
ランキング
-
1河村勇輝が「こんな有名人だとは…」 同僚驚愕の経済効果を地元紙指摘「世界に多くのファン」
THE ANSWER / 2024年12月27日 16時33分
-
2《まさかの年俸1億6000万円》巨人入団・田中将大が頼った「凄腕代理人」の存在 阿部慎之助監督に直談判、海を渡った怪物スラッガーには「彼を通じないと取材できない」
NEWSポストセブン / 2024年12月27日 17時10分
-
3大谷マニアがブチギレ「出しゃばるな」 他球団スターが野球を揶揄…問題発言に異議
Full-Count / 2024年12月27日 19時26分
-
440日以上が過ぎても…トライアウト組に厳しい“冬” NPB契約はわずかに3人の狭き門
Full-Count / 2024年12月27日 15時35分
-
5佐々木朗希争奪戦で強豪2球団が敢えて「落選公言」の深謀遠慮…当該球団スカウトの激怒まで織り込み済み
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月27日 11時32分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください