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兵庫県知事選動画で物議のオリラジ中田敦彦を「報道の日」MCに担ぎ出すTBSの賭け

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月29日 9時26分

兵庫県知事選動画で物議のオリラジ中田敦彦を「報道の日」MCに担ぎ出すTBSの賭け

地上波出演が1年ぶり(C)日刊ゲンダイ

 29日、TBS系で6時間半にわたり、生放送される特別番組「報道の日2024」のMCをオリエンタルラジオの中田敦彦(42)が務める。

 中田にとって報道番組MCは初挑戦。TBSによると地上波出演は1年ぶり、同局系の番組出演は2年ぶりとなる。中田は、チャンネル登録者数542万人を誇る「中田敦彦のYouTube大学」で、幅広いジャンルを解説。東京都の小池百合子知事(72)や、石破茂首相(67)、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)らと対談し、政治問題にも鋭く切り込んできた。

 今回の起用に対し、中田は「難しいことをわかりやすく、そしてできる限りおもしろくお伝えしたいと思います」とコメントで意気込みを見せたが、中田といえば、戦前の日中関係史について解説した動画に対し、神戸大学大学院の木村幹教授が「これはこれまで見たどの答案よりもすごいかも」と呆れる投稿をしたことが話題となったこともある。

 情報源が曖昧かつ、持論を展開する中田の解説にはあらが目立つ印象もあることはこれまでも指摘されてきた。がそんな中、兵庫県知事選投開票前の11月15日と16日に、中田がアップした前後編の同知事選についての解説動画を問題視する向きが強まっている。

「中田さんは斎藤元彦氏のパワハラ疑惑も含め、兵庫県知事選において誰が嘘をついているのか、というミステリーとして動画で解説を展開。『みなさんであくまで判断して』と一見、中立の立場をとっているように見えるものの、斎藤知事のパワハラ疑惑について『内部調査の結果パワハラではなく、斎藤知事への誹謗中傷という結果に至った』と紹介しました。外部の第三者委員会からの調査結果が出てから解説をしなければ公平、中立ではないと指摘する声も上がっていました」(報道番組制作関係者)

■立花孝志氏寄りの“解説”を展開

 さらに、中田の解説の危うさはこれだけではない。現在、県議会の百条委員会の委員長を務める奥谷謙一県議への名誉毀損容疑で任意聴取を受けたと明らかになっている「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)の主張を軸に、動画を解説しているという点だ。

「中田さんは解説動画内で、立花氏の主張をあくまで『説』としつつも、熱心に取り上げ、立花氏を『選挙を熟知した上で裏をかくようなやり方をやってる』と評価するかのような表現を用いていました。さらに、斎藤知事の告発文に対しても『斎藤知事の告発文を作った目的が斎藤知事の県政をクーデターを起こそう、転覆してやろう、斎藤知事を陥れてやろうっていうふうなのがはっきり書いてあったらしいんですよ』と“らしい”“ふう”と濁してはいるものの、立花氏や斎藤知事寄りの発言に感じられると受け取った動画視聴者も多かったようです。動画のコメント欄では《中立を装いながら、立花孝志氏の主張に沿った発言は今後検証されるべきだと思います》と、中田氏の責任を問う声が散見されています」(同)

 オールドメディアに対抗し得る、ニューメディアの代表として中田が担ぎ出された印象を受ける、今回の「報道の日2024」での起用。「今だから話せる“禁断ニュース”」にスポットライトを当てるそうだが、視聴者からは放送前から《TBSに抗議した》という拒否反応を示す声もネットでは上がっている。中田の報道番組起用は、TBSにとって吉と出るか、凶と出るか。

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