薬膳アテンダントが指南…「正月太り」を解消するおすすめ食材
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月4日 9時26分
トマトは胃の熱を鎮めて過剰な食欲をストップさせる効果が高い
年末年始の食べ過ぎや飲み過ぎがたたって、すっかり体重が増えてしまった……。そんな「正月太り」に悩んでいる人も多いだろう。暴飲暴食で疲れた胃腸を整え、正月太りを解消するためにどんな食材を食べればいいのか。薬膳アテンダントの池田陽子氏に聞いた。
「食べ過ぎや飲み過ぎは、取り込んだ栄養分をうまく利用できないまま体にため込むことになるので、脂肪や水分をどんどん蓄えて太っていきます。さらに蓄えた過剰な老廃物が体内で熱を放つため、胃も熱を蓄えてお腹がすきやすくなり、必要以上にどんどん食べられる上に食欲が止まらない“メタボ胃袋”になってしまうのです。正月太りを解消するためには、体の熱を取り除き、脂肪や水分を排泄する効果がある食材をとることが大切です」
体の熱を冷まし、メタボ胃袋を正常な状態に戻すためにおすすめの食材は、トマト、キュウリ、ゴボウ、タケノコ、ゴーヤ、ナス、山菜、海藻類、緑豆春雨、アサリ、コンニャク、緑茶。とりわけトマトは、胃の熱を鎮めて過剰な食欲をストップさせる効果が高いという。
「朝イチでトマトを摂取しておくと、一日中、食欲を抑えることができるのでおすすめです」
ため込んだ脂肪や水分を排泄するには、暴飲暴食で乱れてしまった胃の消化機能をアップさせる食材をとりたい。カブ、キャベツ、大根、シイタケ、ゆず、きんかん、グレープフルーツ、ミカン、鮭が効果的だという。
正月明けは、これらの食材を組み合わせたメニューを意識してとるといい。トマトとキュウリのサラダ、ミネストローネスープ、アサリの味噌汁、タケノコの土佐煮、山菜そば、石狩鍋などをはじめ、おでんならコンニャク、しらたき、大根、昆布巻きといった正月太り解消のための食材が豊富に食べられる。
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