高校サッカー選手権4強の展望を識者が占う「決勝は攻撃の流経大柏と守備の東福岡」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月7日 9時26分
流通経大柏・山野晴太(左)/(C)共同通信社
高校サッカー選手権はベスト4が出揃い、11日に準決勝(国立競技場)が行われる。
2007年度以来の優勝を狙う流通経済大柏(千葉)と初出場の東海大相模(神奈川)、3度の優勝を誇る東福岡(福岡)と7大会ぶりの優勝を目指す前橋育英(群馬)の2試合。どの高校が決勝(13日=国立競技場)に駒を進めて、優勝杯を掲げるか。
攻撃では「3試合15得点」の流経大柏が抜きんでている。圧巻だったのは、上田西(長野)を下した4日の準々決勝だ。前半だけで6得点の荒稼ぎ。8-0の勝利は準々決勝以降の得点差として1976年度の首都圏開催開始以降、歴代2位タイである。
元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「計4ゴールで得点ランク2位タイの山野を筆頭に計3ゴールの和田と亀田も好調を維持。8得点目を決めた背番号10の柚木が『このくらい取れて当たり前というモチベーションを(全員が)持っている』とコメントしたが、その爆発的な攻撃力が初出場の東海大相模を圧倒するでしょう」
堅い守りで勝ち進んできたのが「4試合無失点」の東福岡である。
初戦0-0からPK戦勝利、2回戦2-0の勝利、3回戦1-0の僅差勝ち、そして4日の準々決勝では、静岡学園(静岡)にシュート1本に抑えられながら、粘りに粘って0-0からPK戦に持ち込み、5-4で制して国立競技場への出場チケットを手に入れた。
「攻守にバランスの取れた前橋育英は、計4ゴールのオノノジュ慶吏の決定力の高さが要注意ですが、試合はスコアレスドロー決着となり、今大会3度目となるPK戦を東福岡がモノにすると予想します」(六川亨氏)
決勝は、流経大柏の攻撃を東福岡のCB大坪と山禄を中心とした守備陣がどこまで耐えられるかーーという試合展開から「最終的に流経大柏が押し切って17大会ぶりの戴冠を果たすでしょう」とは前出の六川氏だ。
◇ ◇ ◇
青森山田から町田ゼルビアの監督になった黒田監督はその言動で毎日のように炎上を繰り返しているが、いったいどのような人物なのか。日本サッカー界の風雲児なのか、それともただの炎上男なのか……。なかなか表に出てこない実像をサッカージャーナリストが明かした。
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