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香取慎吾の類いまれな瞬発力は、カメラを向けられ続けたことで養われた【今週グサッときた名言珍言】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月12日 9時26分

香取慎吾の類いまれな瞬発力は、カメラを向けられ続けたことで養われた【今週グサッときた名言珍言】

香取慎吾(C)日刊ゲンダイ

【今週グサッときた名言珍言】

「家では(台本を)見ないように。家に仕事を持ち込まない」
 (香取慎吾/フジテレビ系「ボクらの時代」1月5日放送)

  ◇  ◇  ◇

 1月から実に11年ぶりにフジテレビの連続ドラマに出演することになった香取慎吾(47)。彼は、直前までセリフを覚えないことでも有名だった。それは現在でも変わっていないようで、「セリフは覚えない」と堂々と宣言した上で語った一言が今週の言葉だ。

 共演の志尊淳からは「マズい状況をあえてつくってやんなきゃって」追い込むためなのかと聞かれても、香取は「いやー、なるべくギリギリまで見たくない!」と笑うのだ。同じく共演の冨永愛もメークのスタッフから「慎吾ちゃんは現場に来て台本読んですぐ入るからスゴい」と聞いたことを明かしていた。

 2004年のNHK大河ドラマ「新選組!」で共演して以降、親交が深い山本耕史もそのスゴさを語っている。それは舞台で共演したときのこと。通常、舞台では本番まで1~2カ月稽古をして、その間、セリフを覚え動きを固めていく。そして本番直前に本番さながらにリハーサルするゲネプロをした上で本番を迎える。そのゲネプロまで香取は台本を持っていたのだ。

 あまりに怖くて山本は、何かがあったときのために、香取のセリフも「こっそり入れて」本番に臨んだという。だが「本番になったら、こっちはドッキドキでしたけどパーフェクト」(フジテレビ系「おじゃMAP!!」25年1月4日)だった。

 香取は「役づくり」も「よくわからない」という。その代わり「どんなシーンかを説明すると、一瞬で理解する」(ムービーウォーカー「MOVIE WALKER PRESS」(19年6月30日)と、映画「凪待ち」(配給・キノフィルムズ)を監督した白石和彌は舌を巻く。「カメラと、被写体である自分の関係性を、僕がいままで仕事をしたどの方よりもわかっている」と。それは、アイドルとしてドラマ・映画だけでなく、ステージやバラエティー番組でも常にカメラを向けられてきたからに違いない。

 特に香取は「コントが好き」(フジテレビ系「新しいカギ 新春スペシャル」25年1月4日)だという。「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の「ビストロSMAP」内で披露していたミニコントは、ADが持ち回りで担当し、香取が一緒になって考えて作っていたという。面白いと思うゲストが来れば、すぐにパロディーにしてコントにした。

 だから「その場で覚えるのはコントやってたから」(同前)だというのだ。「コントがあったから、ドラマ・映画のお芝居もできてる。そこにいろんなものが詰まってた」と。香取の演技の根底にはコントがあったのだ。

(てれびのスキマ 戸部田誠/ライタ―)

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