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「ホープ軒」は千駄ヶ谷で開店50年…牛久保英昭社長に聞く「私の根底にあるのは『お客さんはタクシー運転手』」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月12日 9時26分

 これが好評を呼び、15年にわたり屋台を引いた。千駄ケ谷に店を構えたのは75年のことだ。

「74年に三菱重工や三井物産など企業を狙った連続爆破事件が起きて、都内は戒厳令を敷いたようになってね。それで屋台をやめたんです。私の頭の根底に『お客さんはタクシー運転手』ってのがあって。千駄ケ谷は当時、寂れた町で、この店がある通りは商売がうまくいかない『もとすり通り』なんて言われていたけれども、何よりタクシーが駐車しやすかった。それで都心に近いこの地を選んだわけです」

■世界に有名な商店街にしたい

 実は店を構える前に、海外でラーメン屋を開こうと考えていたという。

「店を構える3年前かな。NHKの外信部にくっついてハワイに行ったんです。田中角栄総理とニクソン大統領が会談したホテルに泊めてもらいました。ただ、ラーメン屋をやろうにも材料がうまくそろわない。『ロサンゼルスのリトルトーキョーでやればいい』なんて言う人もいましたね」

 もし海外に店を出していたら、千駄ケ谷にホープ軒はなかった。

「2021年の東京五輪がコロナ禍で無観客になったりしたけれども、今ではインバウンドのお客さんも増えてきています。新国立競技場や国立能楽堂、野球場もあるし、神宮外苑の再開発も進んでいます。時流に乗って、ここの商店街も繁栄していければいいね。もともと千駄ケ谷大通り商店街の会長をやっていたもんで。世界に有名な商店街にしたいなあ」

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