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“悪女”瀧本美織は韓国ドラマファンを取り込めるか?「財閥復讐」のドロドロ展開は実は日本の“お家芸”

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月13日 9時26分

“悪女”瀧本美織は韓国ドラマファンを取り込めるか?「財閥復讐」のドロドロ展開は実は日本の“お家芸”

無垢な笑顔で悪女を……(C)日刊ゲンダイ

 今週からぼちぼちと冬の連ドラがスタート。俳優の渡邊圭祐(31)と瀧本美織(33)がダブル主演の「財閥復讐~兄嫁になった元嫁へ~」(テレビ東京=月曜夜11時6分)も、6日に第1話が放送された。

「“財閥”と“復讐”と言えば、韓国ドラマの2大キーワードです。それをくっつけてタイトルにしていることから、韓国ドラマファンをターゲットにしていることは確実。サブタイトルの『兄嫁になった元嫁へ』も常識的に考えればなかなかエグい設定ですし、韓国ドラマあるあるの憎悪と波乱に満ちた内容になるのかなと」(エンタメ誌編集者)

 日本有数の財閥・伊勢家に生まれながら、親族から迫害を受け、さらには「運命の女性」だと感じて結婚した妻・絵理香(瀧本)からも裏切られた由貴也(渡邊)。いわゆる“サレ夫”の由貴也が人生を賭けて伊勢家と絵理香に復讐を誓うサスペンスである。テレ東×アミューズクリエイティブスタジオが共同制作した完全オリジナル漫画が原作だ。

「第1話はテンポもゆっくりでしたが、ラスト1分で今後さぞかしドロドロした展開になるだろうことが想像できました。初回は終始抑えた演技を見せた渡邊さん演じる由貴也が、これからどんな鬼気迫る表情を見せるのか。初回を見る限り、敵の数が多く、力も大きすぎるので《ホントに倒せる?》という感想は持ちました。だって、瀧本さんがとにかく強敵そう」と笑うのはドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。

 瀧本と言えば、2022年の連ドラ「Sister」(日本テレビ系)で、実の妹を追い込む悪女ぶりがネット上で話題に。木村拓哉(52)主演の2023年のフジテレビ月9「風間公親―教場0―」での“号泣怪演”も、《瀧本さんって悪い女が似合う》なんて書き込みがネットに相次いだものだ。

「ご本人が6年ほど前のインタビューで《悪女をやりたい》と話されていましたから、ここ数年の役柄はその夢がかなっていると言えます。まだ幼さの残るような無垢な笑顔で、人をこてんぱんに陥れる。『財閥復讐』第1話ラストの瀧本さんの演技は、今後の展開を期待させるには十分なものがありました。韓ドラファンもがっかりさせない作品になりそうな予感ですよ」(前出の山下氏)

■2004年放送の「牡丹と薔薇」は日本有数のドロドロ劇

 本人の望みでもある悪女役。「財閥復讐」の絵理香も、自分が欲しいもののためなら手段を選ばないというとびっきりの悪女のようで、瀧本の演技にもいっそう熱が入りそうである。

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