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高齢者は「体重」が重要…標準を下回ると死亡リスクが急上昇

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月15日 9時26分

 例えば3カ月で4.5キロ体重が減少した場合、1カ月1.5キロ減。体重1キロが落ちるのに、約7200キロカロリーが消費されるので、「7200×1.5」で算出した1万800キロカロリーが1カ月で不足していると捉える。

 1日あたりでは360キロカロリー不足となるので、それだけの分を取るといい。体重測定は日課にしたい。

 よくある誤解が「タンパク質をたくさん取って筋肉量が増えれば太る」というもの。

「太る上で大切なのは、タンパク質より総エネルギー量です。総エネルギー量を上げるには、食べる量自体を増やすか、高カロリーのものを取るか。3大栄養素の脂質、糖質、タンパク質の中では脂質が最も高カロリーです。チーズやベーコンを多用し、調味料にマヨネーズやバター、オイルなどを使う。納豆にオリーブオイルを入れたり、サラダにオイル入りドレッシングをかけたりすると手軽に総エネルギー量を上げられます。おやつにアイスクリーム、チョコレート、ナッツ類などを食べるのもいいでしょう」

 経口栄養補助食品という、食事で必要な栄養素を補えない場合に取る商品も販売されているので、活用するという手もある。

 中年までは糖分、塩分、脂肪の取りすぎに注意すべきだが、高齢期に入って衰えを自覚するようになったらその考えは捨てた方がいい。残る人生をより楽しく過ごすため、しっかり食べて、しっかり体重を確保し、活力を維持することが何より重要なのだ。

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