綱とり狙う琴桜だけじゃない!今場所期待できそうな「横綱の孫」はもう一人いる
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月15日 11時18分
実力者の若元春(左)を圧倒した王鵬(C)共同通信社
まるで人が変わったかのようだ。
初日から3連勝と波に乗る王鵬(24)。昨14日は若元春を立ち合いから怒涛のもろ手突きで攻め、突き倒しで土俵下に吹っ飛ばした。
取組後、「このくらいはできると思って毎日過ごしています」と力強く話した王鵬。前日の取組で負った右目上の傷が再び開いたものの、まったく意に介さなかった。
初日は長いリーチの突っ張りを武器とする阿炎と互角に突き合い、崩してから送り出し。2日目は若隆景を押し相撲で圧倒し、最後は勢いをつけた体当たりで押し出した。
王鵬の初日からの3連勝は2022年9月場所以来。
昭和の大横綱大鵬の孫という血統に加え、191センチ、180キロと立派な体格を持ちながらいまひとつ伸び悩んでいたが、若手親方は「先場所までとは別人のような気迫です」と、こう続ける。
「体格も素質も十分。技術だって他の力士に劣っているわけではない。それでもこれまで勝ち切れなかったのは精神面が原因といわれていた。坊ちゃん育ちもあってか、ガツガツせず、負けても『ナニクソ!』というのが見えなかった。転機となったのは初代琴桜を祖父に持つ琴桜の先場所優勝でしょう。同じ横綱の孫ながら、向こうは大関で自分は平幕。さらに王鵬は琴桜に9月場所から2連勝しており、なおさら『自分だって優勝できる!』と自信になったのではないか。本人の『このくらいはできると思って……』というコメントからも、それがうかがわれます」
これまで幕内では2ケタ勝利は3回。平幕中位~下位ではそこそこ勝つも、上位の壁にはね返され続けてきた。
父は負けん気なら誰にも負けなかった元関脇貴闘力。祖父譲りの体格と父に匹敵する気迫があれば、昇進街道も夢ではない。
◇ ◇ ◇
大相撲と言えば、先場所限りで引退した貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。
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