リアル×バーチャルの新ゴルフリーグ「TGL」始動で一番得するのは誰? 時短かつエンタメ志向でファン層拡大へ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月16日 9時26分
タイガー・ウッズ(C)ロイター/USA Today Sports
バーチャルとリアルの組み合わせで行われる新しいゴルフのリーグ戦が7日に開幕。14日の第2戦にはT・ウッズが登場する。
この新リーグは、米フロリダに新設されたアリーナが会場。ドライバーやアイアンのロングショットは巨大なスクリーンに向かって打つ、いわゆるシミュレーションゴルフ。50ヤード以内は天然芝のフェアウエーやラフ、バンカー、形状を変えられるグリーンなどでプレーする。
試合形式は全6チーム(各4人)が参加する総当たり戦で15ホールのマッチプレー。9ホールは4人の団体戦で、残り6ホールは個人戦となる。選手はマイクをつけてプレーするため、観客やテレビ視聴者は選手の会話も楽しめる趣向だ。
上位4チームが準決勝に進み、決勝戦は3戦2勝で勝利。賞金総額の2100万ドル(約33億円)は優勝チームの総取りとなる。松山英樹も参戦し、R・マキロイがキャプテンを務める「ボストン・コモンゴルフ」に名を連ねた。
ゴルフライターの吉川英三郎氏はこう言う。
「ウッズとマキロイの共同会社が発案してスタートしたこのTGLは、PGAツアーから多くのトッププロを引き抜いたLIVゴルフ(1チーム4人の12チーム、ショットガン方式で3日間競技)に対抗するかのように団体、個人戦が行われ、試合時間も約2時間とスピーディーです。試合は1日1マッチで、残りの4チームはオフ。通常のツアー競技のない月曜日などのプライムタイムに生放送されるので若者や新しいゴルフファンの開拓が期待されています」
吉川氏が続ける。
「一方で、2021年の自動車事故で大けがを負ったウッズはその後遺症などで、実際のコースで4日間プレーするのが困難です。この屋内ゴルフなら、ほとんど歩かずにプレーできる。新リーグのスポンサーはウッズ人気で出資しており、巨大画面に映し出される空想のコースは、ウッズの事務所の設計家がデザインしている。そんな事情から『ウッズのための新リーグ』という声もあります」
何でも「時短」が優先される時代だ。実際のゴルフはどんどん廃れ、「こっち」が主流になるかもしれない。
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