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琴桜が4日目で早くも3敗《綱とり絶望的》…指摘される取り組みでの「負の連鎖」と壮絶重圧

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月16日 11時32分

琴桜が4日目で早くも3敗《綱とり絶望的》…指摘される取り組みでの「負の連鎖」と壮絶重圧

23霧島(左)に敗れた琴桜(C)日刊ゲンダイ

 負け残りで背中を丸めて控えの座布団に座る姿に、先場所優勝力士の面影はなかった。

 今場所綱とりを目指す大関琴桜(27)が、4日目にして早くも3敗目。相手は元大関で初日から3連敗中の霧島。琴桜は出足も鈍く、相手に簡単に頭をつけられると、なす術なく寄り切られた。

 先場所Vの琴桜は今場所、「優勝かそれに準ずる成績」なら横綱昇進が確実だった。5日目以降は全勝し、12勝3敗で終戦すれば昇進の可能性はゼロではない。中継を解説していた元小結・舞の海氏も「まだ諦めるのは早い」とエールを送っていたが、ある親方は「実際問題として、綱とりは絶望的です」と、こう話す。

「今場所の琴桜は負けられないと思うあまり、守りに入ってしまっている。立ち合いで足がほとんど前に出ておらず、相手の出方に合わせようとして後手に回っている。そもそも、序盤に3敗もしようものなら、普通の力士でも負け越しが頭をよぎるもの。『追い詰められた』とネガティブになり、さらに勝てなくなるケースも珍しくない。それが綱とりとなれば、重圧は想像を絶するものがある」

 同じく綱とりに挑む豊昇龍が4連勝で勢いに乗る一方、琴桜はその重圧に押し潰されつつあるというわけだ。

  ◇  ◇  ◇

 大相撲と言えば、先場所限りで引退した貴景勝は、過去に2場所連続で「優勝に準ずる成績、優勝」しながら横綱になれなかった。いったいなぜか。貴乃花の元弟子だからなのか。日本相撲協会・八角理事長を直撃すると、意外な答えが返ってきた。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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