ドジャース大谷の足を引っ張る「サンデーナイト・ベースボール」…昨季は5試合で打率.188と絶不調
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月18日 9時26分
盗塁失敗に終わった大谷翔平=ジャイアンツ戦、昨2024年7月(C)ロイター/USA Today Sports
MLBの全国放映権を持つスポーツ専門局ESPNは日本時間16日、日曜夜に唯一の公式戦として行われる「サンデーナイト・ベースボール」(SNB)の対戦カードを発表。昨季、ワールドシリーズ(WS)を制覇した大谷翔平(30)のドジャースは4月14日のカブス戦を皮切りに6月2日のヤンキース戦までの4試合が組まれた。
このSNBはドジャースやヤンキースのような人気チーム、前年のWS覇者などから選ばれ、各球団とも1シーズン最大5試合。昨季のド軍は当時のプロスポーツ史上最高額を更新(10年1015億円)した大谷の存在もあって5試合フルに行った。シーズン途中に試合が追加されることもあり、今季もポストシーズン進出やタイトル争いが熾烈になる8月以降などにもう1試合組まれるのは必至だ。
人気、実力を兼ね備えたスター軍団の宿命とはいえ、このSNBが大谷にとって鬼門になりかねない。
SNBは試合後に、敵地への深夜移動を強いられるなど、コンディションの維持が難しい。実際、大谷は昨季、SNB翌日の試合はからっきしだった。
全5試合中、当日移動は2試合だったものの、16打数3安打の打率.188、1本塁打、5三振。盗塁はわずか1個で、7月22日のジャイアンツ戦では4個目の盗塁死も記録した。
大谷は今季、2シーズンぶりに二刀流に復帰する。打者に専念した昨季より心身への負担が増える分、SNBは休養日として都合がいい半面、簡単には休めない事情がある。SNBは全米中継されるため、ひときわファンの注目度が高い。大谷クラスの人気選手が欠場すれば、ファンの反発を招きかねない。リアル二刀流2年目だったエンゼルス時代の22年、6月のメッツ戦(アナハイム)を欠場した際には、中継局や球団に抗議が殺到したという。
大谷は今季もSNBへの出場は不可避。全米が注目する試合で結果を残せば、大いに盛り上がるのだろうが……。
◇ ◇ ◇
ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。
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