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佐々木朗希ドジャース入りの舞台裏と余波 パドレス、ブルージェイズは小さくない代償に踏んだり蹴ったり

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月18日 9時26分

佐々木朗希ドジャース入りの舞台裏と余波 パドレス、ブルージェイズは小さくない代償に踏んだり蹴ったり

佐々木朗希(C)日刊ゲンダイ

 ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた佐々木朗希(23)が日本時間18日朝、自身のインスタグラムで、ドジャースとマイナー契約を結んだことを発表した。大谷翔平、山本由伸とチームメートになる。

「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります。入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」

 佐々木とドジャースはかねて蜜月の関係にあり、当初から「出来レースではないか」とのウワサも少なくなかったが、20球団が獲得に名乗りを上げ、最終的にパドレス、ブルージェイズとの3球団に絞られたとみられていた。

 25歳未満の佐々木の獲得資金は、球団ごとに上限が定められた国際ボーナスプールの範囲内に限られる。パドレスとブルージェイズは約9億7000万円、ドジャースは約8億円。3球団とも割り当てられたボーナスプールをフルに使いたいため、中南米の有望選手の獲得を見送って、なおかつ金額の増額をもくろんでいた。

 国際ボーナスプールはマイナー選手を放出することで最大60%まで増額できる。そのため3球団は、トレードによって佐々木獲得資金を少しでも増やそうと躍起だった。

「カネの問題だけじゃないでしょう」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。

「佐々木が最も危惧しているのは、どの球団もロースター(メジャー)の確約をしていない点。スプリングトレーニングの結果次第でメジャーに昇格できない可能性もあるだけに、ロースター確約をめぐって各球団と佐々木サイドの間では激しい攻防が繰り広げられたのではないか」

 一方、涙をのんだパドレス、ブルージェイズは、踏んだり蹴ったりだろう。

 国際ボーナスプールをフルに佐々木につぎ込む必要があったため、トレードで若手有望株を失った挙げ句、佐々木も逃す結果になった。

 米メディアで撤退が報じられていたパドレスは、17日にドミニカ共和国出身の2選手の獲得に切り替えたものの、最終候補に残ったがゆえに有望選手の獲得に後手を踏んだ。ブルージェイズに至ってはこの日、ガーディアンズとのトレード成立を発表したばかりだった。

 ドジャースとはリーグが違うブルージェイズはともかく、同地区のライバルであるパドレスは、佐々木に対して目の色を変えて立ち向かってくるのは間違いない。

  ◇  ◇  ◇

 そんな佐々木に関して、球界では「25歳ルールを知らなかった説」が囁かれている。あれだけ「メジャー、メジャー」と言っていた佐々木がまさか…ではあるが、なぜそのようなウワサが広がったのか。球団関係者が語る、それも納得の「不可解な言動」とはーー。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

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