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浅野忠信“偽りなきスピーチ”を米紙が絶賛! ゴールデングローブ賞受賞、北欧系米国人の血をひくクオーター

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月19日 9時26分

浅野忠信“偽りなきスピーチ”を米紙が絶賛! ゴールデングローブ賞受賞、北欧系米国人の血をひくクオーター

浅野忠信(C)日刊ゲンダイ

 ついに俳優の浅野忠信(51)が、日本を代表する国際俳優として世界に存在感を見せつけた。

 今月5日、米ロサンゼルスで開催されたゴールデングローブ賞授賞式のテレビドラマ部門で、日本人初の助演男優賞を受賞。俳優の真田広之(64)がプロデューサー兼主演俳優を務めた2024年配信の大ヒットドラマ「SHOGUN 将軍」の樫木藪重役での受賞となった。

 拠点を米国に移してから20年が経つ真田の快進撃が注目を集める中、浅野は今も日本に拠点を置く。しかし、ハリウッドデビュー作となるマーベルの「マイティ・ソー」シリーズ(11、13、17年)やキアヌ・リーブス主演の「47RONIN」(13年)など、数々の海外作品に出演している。そのため、今回のゴールデングローブ賞での受賞も日本国内の芸能関係者の間では「納得の受賞だけどサプライズ感は薄い」といった冷静な反応が多かった。

「浅野さんはこれまでも海外作品でたくさん活躍していますし、米国人のクオーターですから英語力や人脈があって当然と思っていました。数年前まで米国人の祖父はネイティブアメリカンであることを公に言われていたので、多様性を重んじる昨今、米国の作品に起用されやすいのかなと思っていました。だから今回の受賞にも反応が薄いのでしょう」(映画関係者)

■ネイティブアメリカンの末裔ではない

 ただ、浅野がネイティブアメリカンの末裔ではなかったことは、11年に放送されたNHK「ファミリーヒストリー」で明らかにされている。米国人の祖父のルーツが北欧系だったことが分かり、これまでの印象は覆された。とはいえ、米国人の血をひくクオーターであることには違いない。それゆえに流暢な英語力があってこその海外での活躍なのかとも思われるが、これについても、「アメリカにたまたまいる日本人とか、英語をそんなにしゃべらなくても僕にできる役であれば……」と本人がコメントしており、英語力には自信がないことを明確にしている。実際、これまでの浅野の出演作を振り返っても、英語のセリフ量はさほど多くない。そして、今回の受賞作「SHOGUN 将軍」は全編日本語の時代劇。浅野自身にとっても“適役”だったのだろう。

「米国進出しようとする日本人俳優でネイティブ並みに英語が話せる人は数少ない。大半はみんな英語のセリフを暗記して感情を後付けする。渡辺謙さんでもそうです。そんな中で、背伸びせず“英語のセリフがあまりない役”と割り切って仕事を受けているところがオファーを受けやすいところなのかもしれませんね」(米国在住の映像制作関係者)

 そんな飾らない浅野のキャラクターは、今回のゴールデングローブ賞授賞式内でも垣間見られた。

 ゴールデングローブ像を授与されて、第一声は「ワォ!」。

「たぶん皆さんは私のことを知らないと思いますが、私は日本の俳優で、浅野忠信と申します」と懸命に英語で自己紹介し、グローブ像を両手で握りしめ「これは私にとって本当に大きなプレゼントです。皆さん、ありがとう。アイム・ベリー・ハッピー! サンキュー!」と約40秒のスピーチを締めくくった。このシンプルな喜びあふれたスピーチを米NYタイムズ紙は「最も偽りのないスピーチ」だったと称えている。

 “世界の真田”とはまた違った、肩の力が抜けたスタンスが世界に愛され続ける理由なのかもしれない。

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