大谷がロス山火事支援7800万円で手にする「日本人初の栄誉」 イチロー、松井秀、ダルでさえ手が届かず
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月19日 9時26分
大谷翔平(C)共同通信社
ドジャース・大谷翔平(30)がロサンゼルス近郊で被害の拡大が続く山火事の沈静化に動いた。
日本時間16日、自身のインスタグラムを更新し、山火事の被災者らを支援するため、50万ドル(約7800万円)を寄付すると発表。「私たちのために戦い続けてくれている消防士の皆さんに心から感謝します。そうした消防士の方々や避難生活を余技なくされている方々、支援の必要な動物たちのために微力ながら50万ドルを寄付させていただきます」とつづった。
今回の山火事を巡ってはロサンゼルスやその周辺に本拠地を構えるプロスポーツチームが共同でTシャツを作成し、売り上げを寄付すると表明。選手個人での寄付も相次いでおり、ド軍では昨季のワールドシリーズMVPのフリーマンがロス消防財団などに計30万ドル(約4700万円)を活動資金として提供して話題になった。
大谷は2023年から24年にかけて全国の小学生を対象に6万個のグラブを寄付。ド軍移籍後は、夫人とともに球団のチャリティーイベントに時間の許す限り参加するなど、慈善活動に励んでいる。昨年12月にメッツと15年総額約1147億円で契約したフアン・ソトに次ぐ高給取りだけに、今後もチャリティー活動を継続すれば、日本人初の栄誉を手にしそうだ。
慈善活動に貢献した選手に贈られるロベルト・クレメンテ賞だ。これまでイチロー、松井秀喜、黒田博樹、ダルビッシュ有ら多くの日本人選手がチャリティー活動に励んできたが、受賞はもちろん、候補にすら挙がらなかった。
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういう。
「日本人が、この賞と無縁だったのは、米国や中南米の選手とは違って、積極的に寄付行為を公表しなかったからです。実際、米メディアでは日本人選手の慈善活動はほとんど報じられて来ませんでした。近年は球団がチャリティーを奨励しており、特にドジャースは熱心です。昨季、同僚だったカーショウ(現FA)のように、大谷も夫人とともに財団を設立して難病や貧困支援などに乗り出すかもしれません」
大谷はロスの復興に貢献することなるだけに、今オフはグラウンド外の活動も表彰されそうだ。
◇ ◇ ◇
ところで、いまや本場米国でメジャーリーグの顔となった大谷だが、2028年ロス五輪に本人は乗り気でも「出場できない可能性」が濃厚だという。いったいなぜか。どうして大谷は大舞台に立てないのか。その「3つの理由」とは。
●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。
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