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テレビ局による大物タレントへの“肉弾接待”はこうして常態化していく…フジ以外でもあるのか、ないのか?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月20日 16時3分

テレビ局による大物タレントへの“肉弾接待”はこうして常態化していく…フジ以外でもあるのか、ないのか?

フジテレビ(C)日刊ゲンダイ

 タレントの中居正広(52)の「解決金9000万円女性トラブル」は、それまで社員の関与を否定し、知らぬ存ぜぬを決め込んでいたフジテレビを窮地に追い込む未曽有の大騒動に発展した。

 17日には、同局内で港浩一社長の会見が行われたが、出席は記者クラブ所属の記者のみ、動画撮影も禁止、記者の質問にも被害女性のプライバシー保護などを理由に30回以上「回答を差し控えさせていただく」とロクに回答しないなど、およそ報道機関とは思えないずさん極まりない対応で、肝心の中身はといえば、「弁護士を入れた第三者委員会を設置して調査を開始する」というだけでほぼゼロ回答だった。

 会見のきっかけは、フジ・メディア・ホールディングスの約7%の株を保有する米国投資ファンドの“もの言う株主”ダルトン・インベストメンツ社が「we are outraged!(我々は激怒している)」という強い口調で、フジテレビに説明を求めたことや、フランスなど海外メディアでこの問題が取り上げられた“外圧”によるものであることは明らか。

■時間をかけて共犯関係に

 しかし、フジのあまりにずさんな対応に、トヨタ自動車、明治安田生命、日本生命、NTT東日本など頼みの綱のナショナルクライアントがフジへの出稿を停止するなど、まさに存亡の機に直面している状態だ。

 しかし、こうした局関係者から大物タレントへの“性接待”“性上納システム”は、フジテレビ内、そして他局でも常態化しているものなのか。素人目にもありそうだと予想はできるが、あるキー局の情報番組関係者はこう話す。

「むしろPR会社や芸能事務所からの局関係者へのちょっとした色仕掛けの接待はあります。でも今回の中居のケースのような局から大物タレントへ、そしてここまで露骨な性接待はまれだとは思います。冠番組を持つような大物タレント相手の局からの“肉弾接待”は、下っ端にはいきなりできるはずはなく、最初は普通の飲み会やキャバクラやクラブなどライトな関係から始まり、何年も時間をかけて秘密を共有し、やがて自局の関係者を差し出すような共犯関係になっていくんですよ。フジテレビにとっては、中居といえばSMAP時代からのズブズブの関係があり、SMAPを扱える人が出世してきたという伝統があった。普通の接待で終わらせると『お宅のとこはこのくらいなんだ』と言われたりすることもある。すべてとは思えませんが、プロデューサーなど力のある上層部との関係性次第では、他局でもこういう話はあると思います」

 別のキー局編成担当者もこう声をひそめる。

「フジは特に酷いんですよ。『文春』で女性アナウンサーが告発していますが、女子アナをコンパニオン扱いしたり、『アヤパン』『カトパン』などという番組を作って女子アナをタレント化して“性の対象”として積極的に売り出してきた伝統がありますから」

 いずれにせよ、フジテレビに限らず、テレビ業界に第2、第3のこの手の話が存在することは間違いなさそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 フジテレビの闇はどこまで深いのだろうか。関連記事【もっと読む】フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事…では、同局の規律の乱れぶりについて伝えている。

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