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芳根京子『まどか26歳』は30年前のあのドラマとは…《既視感満載》もマイナスばかりじゃない!

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月21日 9時26分

芳根京子『まどか26歳』は30年前のあのドラマとは…《既視感満載》もマイナスばかりじゃない!

イマドキの研修医を好演(C)日刊ゲンダイ

 芳根京子(27=写真)がイマドキの研修医役で主演する「まどか26歳、研修医やってます!」(TBS=火曜夜10時)が先週14日にスタート。初回は世帯視聴率5.9%、個人視聴率3.4%と、前クールの「あのクズを殴ってやりたいんだ!」の初回6.6%を下回る発進となった。

「まどか26歳」は、水谷緑氏によるコミックエッセイを原作にした《令和の働き方改革で変わりゆく医療現場に戸惑いながら同期の仲間たちと励まし合い、医師として女子として人生と向き合う濃厚な2年間を描いた成長物語》(公式HPより)。初回放送後、ネット上では《医療ものとしては誰一人医者に見えないのが致命的》《また研修? お仕事ドラマとしても既視感だらけ。登場人物もテンプレな感じ》など辛口の意見が目立っていたようだが……。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「公式HPで《笑って泣ける新しいお仕事ドラマ》とうたっていますが、その売り文句自体が古い」と苦笑しつつ、「でも、逆にどこまでベタを貫くのか、それともどこかで変化球を投げてくるのか興味深いし、5人の研修医がどうなっていくのか見守りたい」と、こう続ける。

「そもそも研修医を描くドラマは、近年では玉森裕太さん主演の『祈りのカルテ』(2022年日本テレビ)や、白濱亜嵐さん主演の『泣くな研修医』(21年テレビ朝日)、もうちょっと前だと仲里依紗さん主演の『レジデント~5人の研修医』(12年TBS)、もっと古いと妻夫木聡さん主演の『ブラックジャックによろしく』(03年TBS)などなど、数多くあります。ただ、『まどか26歳』を見て僕が思い出したのは、石田ひかりさんが主演した『輝く季節(とき)の中で』(1995年フジテレビ)。研修医よりもっと手前の医学部6年生を描いた青春群像劇で、主人公を含む5人の同期の組み合わせが女性3人、男性2人という共通点以外、『まどか26歳』とはまったく違う話なんですが、なぜか真っ先に頭に浮かんできました」

「まどか26歳」で芳根と同期の研修医を演じるのは高橋ひかる(23)、大西流星(23)、吉村界人(31)、小西桜子(26)。「輝く季節」で石田ひかり(52)と同期を演じたのは、中居正広(52)、篠原涼子(51)、保坂尚希(57)、井森美幸(56)。ちなみに井森は元看護師で医者を目指す主婦という役柄だった。

「『輝く季節』の5人は同期だけど年齢も立場も学力もかなり差があって、初回から衝突も多かった。『まどか26歳』の5人はそれぞれ個性的ではあるけれど、基本最初から仲が良くて、ぶつかる気配は見られません。それがイマドキなのかな。そういえば、ポリクリ(臨床実習)の担当教官役の長塚京三さんが渋かったですね。そうそう、稲森いづみさんも保坂さんに近づく看護師役で出ていました。メインに一番近いポジションにいた中居さんは、いろいろあって最後に結局、医者になるのを諦めることになったはず」(前出の亀井徳明氏)

 レビューサービスFilmarksでの評価は5点満点で3.2(20日現在)、TVerのお気に入り登録数は今のところ冬ドラマの中でトップ10ぎりぎりという「まどか26歳」なのだが、30年も前のドラマを思い出すきっかけに……《ベタすぎる》《既視感満載》というのも、決してマイナスばかりじゃないのかも!?

  ◇  ◇  ◇

 芳根京子はデビュー時から“大物”になる片鱗が見えていたようだ。関連記事【もっと読む】芳根京子は若手女優界の「良心」 デビュー当初から“将来の朝ドラ女優”の片鱗が見えていた…では、その器の大きさが見え隠れする本人の様子を伝えている。

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