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これまでの動向はアリバイ作り?予想通りのどっちらけ決着で「タンパリング疑惑」は再燃必至【佐々木朗希ドジャース入り 5つの疑問と波紋】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月21日 9時26分

これまでの動向はアリバイ作り?予想通りのどっちらけ決着で「タンパリング疑惑」は再燃必至【佐々木朗希ドジャース入り 5つの疑問と波紋】

佐々木朗希(C)共同通信社

【佐々木朗希ドジャース入り 5つの疑問と波紋】

「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」

 ドジャース入りを表明した佐々木朗希(23)は自身のSNSにこうつづったが、本当に「とても難しい決断」だったのかどうか。

 獲得を目指した20球団中、ドジャースを除く19球団と多くのメジャー関係者は、その着地点が当初から最有力視された球団だったことから、やっぱり「密約説」や「タンパリング(事前交渉)疑惑」は本当だったのではないかといぶかっているからだ。

 レッズとナショナルズでGMを務めたアナリストのジム・ボーデン氏は日本時間18日、ポッドキャストの「ファウルテリトリー」でこう言った。

「今後は複数のメジャー球団がMLB機構に、今回の佐々木との契約に関してドジャースが監査を受けるように要請するだろう。ドジャースと佐々木サイドに密約があったと信じているメジャー球団の幹部が複数いるからだ。佐々木サイドは全否定したものの、どこかのタイミングでMLB機構の調査が入るのは間違いないと思う」

 ドジャースの地元紙である「ロサンゼルス・タイムズ」は、MLBはすでに調査を終え、不正がなかったことは確認済みと報道。「(MLBは)多くの関係者に聞き取り調査をしたが、疑惑を裏付ける証拠は確認できなかった」という。

 米「ジ・アスレチック」によれば、調査の対象はロッテ側が中心だったという。25歳ルールによってロッテに入る譲渡金は少額なため、ロッテ側に対して譲渡金以外に不正な金銭が支払われたりしなかったかどうか、MLBは重点的に調査をしたと報じた。

 しかし、証拠が見つからないからといって「シロ」とは限らないし、「密約説」の対象はあくまでも佐々木とドジャースのはずだ。ア・リーグのスカウトがこう言った。

「メジャー関係者の間で佐々木に対するドジャースのタンパリング疑惑が浮上したのは2023年10月です。フリードマン編成本部長が球団幹部と日本語を話せる関係者を伴って極秘来日。京セラドームのネット裏から、当時、オリックスのエースだった山本由伸(26=ドジャース)のレギュラーシーズン最後の投球をチェックしています。その前後に佐々木に対しても秋波を送ったというのです」

 翌年の24年3月、MLBがタンパリングを厳しく禁じる目的で、日本のプロ球団を含む他国のプロリーグのチームおよび選手との関係性を解消するよう全30球団に通達。同時にメジャー球団のスカウトが球場以外で選手と密会することも禁じられた。

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