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遠距離の介護帰省の費用を抑え、効率よく回るためのポイント【親を要介護にさせたくない】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月21日 9時26分

遠距離の介護帰省の費用を抑え、効率よく回るためのポイント【親を要介護にさせたくない】

遠距離介護に宿泊ツアーを利用するのもあり(写真はイメージ)

【親を要介護にさせたくない】#27

 前回、遠距離介護の交通費を抑える方法について触れた。今回はさらにひねった航空会社の交通費節約の技をご紹介したい。

 ひとつは航空券だけでなく、ツアーにして宿泊を組み合わせる方法だ。

 実家に帰るのに宿代は余計な出費になるとの意見があるだろうが、いくら実家でも自分の体を休ませる場所があるとは限らない。仕事の都合上ホテルを利用したい日もあるだろう。

 そういう時、航空会社が扱う航空券+宿泊のセット販売(ツアー)は、それぞれ単独で予約するよりお得なことが多い。これを利用すれば、3泊4日のスケジュールでもホテルは1泊のみ。残り2泊は実家泊まりにすることができる。

 滞在中の足として頼りになるレンタカーも、同様のツアーからオプションで安価に予約することができる。

 中でも日本航空の「ダイナミックパッケージ」は筆者が何度も世話になっており、ツアーに組み込むタイミングさえ合えば、通常の5分の1程度の料金で済んだことがあった。ただし、予約は早めにしなければお得なものは残っていない。事前に日程を決め、里帰りを兼ねた計画を練る時に使うのがベストだ。

 ふたつめは、実家の最寄り空港にこだわらないこと。たとえば、東京から佐賀まで帰省するとしよう。通常なら羽田~佐賀の往復が選択肢になるが、この路線は全日空のみ1日5往復。しかし、羽田~福岡なら4社50往復以上が就航している。選択肢が多ければ使いやすさが向上し、破格値の便もある。

 もちろん福岡から佐賀への移動の費用はかかるが、場所によっては福岡から行った方が近く、アクセス手段が豊富なことが強みになる。

 ツアーを利用する場合も、いろいろな組み合わせができる。たとえば往路は羽田から佐賀にし、レンタカーを借りて実家とホテルに1泊ずつしながら用を済ませ、最後は列車やバスで福岡に移動、最終便で羽田に戻るというようにだ。往復介護割+レンタカー+ホテルよりトータルで安くなることさえある。親の介護認定がまだの方も、この方法を試してみてはいかがだろう?

 純粋に交通費を節約することに加え、動きやすいスケジュールを組むにはどこを起点に動けばいいのか考えることが重要だ。

(西内義雄/医療・保健ジャーナリスト)

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