フジテレビ「芸能界との蜜月」は港社長に引き継がれ…87歳日枝久氏はなぜ引退しないのか?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月22日 9時26分
日枝久氏(C)日刊ゲンダイ
中居正広(52)の女性トラブルと、フジテレビ編成幹部の“上納疑惑”を受けて、同社の港浩一(72)社長らの定例社長会見が17日、前倒しで開かれた。だが、週刊誌やウェブメディアなどの出席が認められず、生中継や動画撮影などが不可に。さらに、肝心な質問に「回答を控える」を連発する有り様で、幹部の疑惑を一層深めることとなった。
「定例社長会見の前に発売された『週刊文春』で、編成幹部の関与について、新たな被害者である現役女子アナの爆弾告白が掲載されました。同時に港社長が常務時代に、大手芸能プロの社長らを接待し、その場に女子アナがアテンドされていたとも報じられている。この件に関して、港社長は“調査委員会に委ねる“と逃げ切りましたが、人気タレントや大手プロへの迎合、癒着は、フジに今なお君臨する日枝久氏の時代から行われていたという声も上がっている」(芸能ライター)
日枝氏は1961年に早稲田大学を卒業後、フジテレビに入社。労働組合結成に奔走し、組合の書記長に就任。1980年5月に42歳の若さで編成局長に抜擢され、1980年代のフジの黄金期をけん引した。
「1988年にフジサンケイグループの初代議長の鹿内信隆氏の長男、春雄氏が急死後に日枝氏は社長に就任。2001年には会長の座に就いて、長きに渡って“ドン“として君臨。17年に相談役に退き、たびたび『引退すべき』との声があがっていますが、いまだに影響力を持ち続けています」(週刊誌記者)
近年、日枝氏に対して、フジ・メディア・ホールデングスの株式総会で「日枝、やめろ!」と怒号が飛んだこともあるが、引退する様子は一向に見せない。日枝氏が隠然とした力を持ち続ける背景に、政財界、芸能界の幅広い人脈があるという。
「編成局長時代に『夕やけニャンニャン』、社長時代に『とんねるずのみなさんのおかげです』で高視聴率を記録している日枝氏は、とんねるず、特に石橋貴明をかわいがり、プライベートで食事やゴルフによく行っていました。同時に『ドリフ大爆笑』のドリフターズ所属の『イザワオフィス』の井澤健氏などとも蜜月関係を築いています。ちなみに当時、これら番組のスタッフだったのが港社長。港社長は日枝氏同様、石橋と個人的に親しい。大手芸能プロ幹部を囲む会で女子アナをアテンドしていたと文春に報じられた港社長は、日枝イズムの継承者といっても過言ではありません」(前出・芸能ライター)
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